概要
立てば捻くれ者、座れば社長、歩く姿は異能力少女。
(ひねくれしょうじょのひにくは、そらをはく)
第31回電撃小説大賞、応募作品
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「さぁて行こうか。いまから宇宙へ」
舞台は、近未来の日本。ある春の日、高等部に進学した主人公・奥宮日向(おくみや ひなた)は、授業中に乱入してきた財閥令嬢・天代鈴音(あましろ りんね)に、強引に連れ出されてしまう。見た目は二歳年下の小生意気なクソガキ。そんな彼女に、弱みを握られてしまったのである。
鈴音に手を引かれ、辿り着いた場所は、彼女が運営する宇宙ベンチャーの〈アストラル・クレスト〉社。そこで、能力を見込まれた日向は、遠隔操作技術を用いて、スペースデブリ除去作業を手伝わされる羽目になる。大胆不敵な性格の鈴音に業を煮やしながらも、どこか彼女を放っておけな
第31回電撃小説大賞、応募作品
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「さぁて行こうか。いまから宇宙へ」
舞台は、近未来の日本。ある春の日、高等部に進学した主人公・奥宮日向(おくみや ひなた)は、授業中に乱入してきた財閥令嬢・天代鈴音(あましろ りんね)に、強引に連れ出されてしまう。見た目は二歳年下の小生意気なクソガキ。そんな彼女に、弱みを握られてしまったのである。
鈴音に手を引かれ、辿り着いた場所は、彼女が運営する宇宙ベンチャーの〈アストラル・クレスト〉社。そこで、能力を見込まれた日向は、遠隔操作技術を用いて、スペースデブリ除去作業を手伝わされる羽目になる。大胆不敵な性格の鈴音に業を煮やしながらも、どこか彼女を放っておけな
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!失うものがあって、それでも残るものがある。小生意気な後輩とか
近未来の日本を舞台に、小生意気な後輩に交換日記という弱みを握られた忘れっぽい主人公が、あれよあれよという間に宇宙空間に漂うゴミ、スペースデブリの除去作業を手伝わされるところから始まる本作。
はい、いきなりぶっ飛んでますね、こういうの大好きですッ!
しかしそんなドタバタから始まる物語も、政府、国際テロ組織、そして巻き込まれの筈なのに何処か不穏な主人公と、何やら一筋縄ではいかないご様子。彼自身の「忘れっぽい」というものが、後に大きな波乱を呼びます。
さらには彼を連れ出したヒロインが、当然普通の人である筈がなく。彼女に憑いているものが、彼女を動かします(意味深)。
幕間に小ネタを挟んで休ませつ…続きを読む