概要
祖父ちゃんの遺言で神職の聖地「高天原学園」へと旅立った僕は、数奇な運命に導かれて最強の神を呼び出してしまう。
──三機神、スサノオシステム起動──
さあ始めよう。騒々しくて煌びやかな、カーニバルみたいな青春を。
先輩と僕が出会った、あの澄み渡った空の物語を。
<AIの利用について>
本作の執筆にあたってはAI(ChatGpt5plus)を積極的に活用しています。用途は以下の四点です。
・書いた原稿をAIに読ませて褒め称えさせる(執筆がはかどります)
・設定をAIに覚えさせて展開に矛盾がないかチェックさせる(AIのくせにたびたび重要な設定を忘れるのでその都度ブチ切れます)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!大ベテラン作家の職人芸 人類帝国復興の礎
本作は超王道のボーイミーツガール異能バトルSFラノベであり、いろいろな意味でひねくれものの集まりであるカクヨムにおいて、眩しいほどに真っ直ぐな作品だ。かつて作者の三枝先生は、ゼロ年代ラノベの空気感を色濃く継承した作品である昨年の電撃小説大賞受賞作「妖精の物理学」を「人類帝国最後の遺産みたいな作品」と評し、「これを受け取ってしまった我々は人類帝国を復興しなければならないんだよなあ……」と語っていたが(出典)、そこへゆくとこの作品は、その人類帝国の復興を世に示すものとしてこれ以上はない作品だと言える。なんで大ベテランが新人を継ぐ者になってるんだよ あーっ
量子力学と八百万の神々をガッチャンコさせ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!アイデアに脱帽な設定、軽妙にして精緻な描写、そして
大切なもののために一歩ずつ歩む、まこと尊きボーイミーツガール!!
「八百万の神」と「量子力学」、みんな詳しくは知らなくてもうっすらなんかすごいと思ってるふたつを掛け合わせて、みんな大好き荷電粒子砲にしてお出ししてくるとか着想の大勝利です。
面白かっこよすぎる。
“極限の集中下の一瞬を体感する”アクション描写はもはや職人芸。そこに加わる、ド派手にぶっ飛ばす爽快感。
ギリギリの緊張感とのギャップがめちゃくちゃ気持ちいいです。
善性を以て真っ直ぐがんばる主人公、先輩に振り回されつつ幸せにしろ!!
一緒に戦うバディとして、電車で読むとニヤけて危険な甘酸っぱカップルとして、2人にどんな展開が(試練…続きを読む - ★★★ Excellent!!!「名が実在を規定する──人の声は、この世界で何を呼び覚ますのか」
設定の重厚さが決して重荷にならず、読者をすっと没入させてしまう筆致にまず唸らされます。
神社の由緒や学園の政治的背景まで幾重にも積み重ねられた世界は、地層のように深く、豊かで、その厚みに押しつぶされることなく、むしろ「自分もその空気を吸っている」と思わせる臨場感を与えてくれる。
とりわけ心を揺さぶられるのは、**「名が実在を規定する」**という発想です。
本来の神道は「言挙げせぬ国」と呼ばれるほど、名前を固定しないことで神秘を保ち、曖昧さを豊かさとする文化を持っています。
そのタブーを反転させ、あえて「名を言挙げすることで初めて存在が確定する」というルールを物語に据えたとき、読む側はぞくり…続きを読む