近未来の日本を舞台に、小生意気な後輩に交換日記という弱みを握られた忘れっぽい主人公が、あれよあれよという間に宇宙空間に漂うゴミ、スペースデブリの除去作業を手伝わされるところから始まる本作。
はい、いきなりぶっ飛んでますね、こういうの大好きですッ!
しかしそんなドタバタから始まる物語も、政府、国際テロ組織、そして巻き込まれの筈なのに何処か不穏な主人公と、何やら一筋縄ではいかないご様子。彼自身の「忘れっぽい」というものが、後に大きな波乱を呼びます。
さらには彼を連れ出したヒロインが、当然普通の人である筈がなく。彼女に憑いているものが、彼女を動かします(意味深)。
幕間に小ネタを挟んで休ませつつも、ラストの盛り上げどころは二転三転で、もう目が離せません。個人的には胡散臭い教師がラストで「やってくれたな貴様ァッ!」となったところがありました(笑)
異能力あり、宇宙あり、世界の危機あり、クソガキありと、この物語は美味しい要素が盛りだくさんです。高級ホテルのビュッフェか? 全部いただこう、シェフを呼んでくれ。
そんな作品、あなたも是非読んでみませんか?
読んだ暁には、是非私とお話しましょうぜッ!
(≧▽≦)