緻密なSF設定からの、情念で殴りつけてくる物語

初動は、王道なラブコメディかと思いきや、そこからの意外にリアルなSFの流れになり。

更に中後半からの想いを存分に描く物語。


前半のSF設定に馴れた後だと、後半の流れに戸惑うかもしれません。

だけど、そこには込められた強い想いが確かにある。
理不尽かもしれない、理解されないかもしれない。気持ちの押し付けかもしれない。それでも、貫きたい意志がある。
その意志を証明したい。
それを感じさせる物語です。