第56話 最後の決断
【とりあえず、みんなある程度解った?零はこの不安定な世界を救ったの、自分が犠牲になることで】
琴美、そんなストレートに…確かにそうなんだけど、俺が望んたことだし、琴美やルック🐕が変わりになんて、俺には耐えられない。
【零、お前は親の気持ちを…】
【じゃあ、何でこんな話せるのよ!!冗談でしょ?還暦過ぎてる親をからかって何が楽しいの!!】
そんなふうに言われても、俺どうしたら…後悔なんてしてないんだよ。
【お父さん、お母さん落ち着いてください。この先のこと私が考えますから】
【琴美、私達ででしょ?私も力になるから】
友奈にも迷惑かけてるな、ごめん。
聖奈が泣きながら、
【何、これ知らないの私だけ?全然解らない。こうやって話してるのに、零の姿を見れないの?】
※キューン🐕※ 僕も協力するね、霊界守護だからたぶん力になれるよ。
【あの〜俺も出来る限りの努力…】
英二…なにも…しなくていいよ。
※【あのさ、琴美と二人にしてくれない?琴美、例の力を頼む】※
【あのね、両親に話せないことなんてあるの?】
お袋、大騒ぎ!!そうなるのが普通か…母の気持ち…
【お母さん、零を必ずここに、現代に。落ち着いてください。そして、お父さん、聖奈、私を信じてください。お願いします!!】
【お母さん、ここは琴美さんの言う通りに】
【お母さん、琴美を信じていいと思う。そんな直感がするの、ねっ】
【解った…琴美さん、零のことお願いします!!】
【解りました。英二、お母さん達をお願い。友奈、ルックちゃん🐕後で力を借りるかも】
【私達も外で待ってる。ルックちゃん🐕おいで】
※キューン🐕※ 友奈ちゃ〜ん、抱っこ抱っこ!!
ルック🐕のやつ…英二にも懐くし、人懐っこいな。
ほんとに霊界守護なんて大層なものなのか?
……………………………………………………………
【二人になったよ。そして、時も止めてある】
※【あっ、もう使えないって言ってたね。何で?】※
俺も忘れていたけど、2回目…
【伝わる?この凄いオーラ。さすが霊界守護】
※キューン🐕※
そうか、部屋の外からルック🐕が。ほんとに霊界守護なんだな。信じるよ。
【じゃ、何から話す?ますは戻る方法を?何としても探し出してみる】
※【琴美、もういいよ。そんな無理しなくて…】※
【駄目!!絶対に何とかする。また霊界と現場を】
※【それがどんなことだったか解ったじゃん。不都合なことを無理にしても必ず反動で良くないことが起こる。もうそれは駄目だよ。それに琴美の力でどうにか出来るってことないよね?】※
【霊界守護なら、ルックちゃん🐕なら】
※【ルック🐕が無事…俺が望んだことだよ。俺とルック🐕の絆はとてつもない強いからね。俺が困った時、苦しんた時、いつもルック🐕はいてくれた。聖奈達と何も変わらない家族。だから俺の最後のお願いを聞いて】※
【嫌だ!!絶対に嫌だから】
※【だからさ、話を聞いてくれって!!】※
【嫌だ!!聞かない!!!わ〜〜〜〜〜!!!】
琴美…これは最後の手だ。もうこれしかない。
【琴美、霊界に来てくれ!!ルック🐕の力で】
【嫌だ!!…って…あっ、えっ、霊界?零に会えるの?そんなこと出来るの?】
※【霊界守護でしょ、ルック🐕は。聞こえるか?ルック🐕可能か?こっちで聞いた話だけど、霊界守護の次元反転って使えば行けるよな?】※
※キューンキューン🐕※ 僕もそっちに行く!!
※【駄目だよ、ルックは残って。聖奈達を頼む】※
※キューン🐕…※ 何で!!
※【ルック🐕が居てくれたら聖奈達のことも様子わかるじゃん。それは何よりも助かる。頼む!!】※
※キューン🐕…※ 零…
※【琴美、その前に俺の両親、聖奈、友奈、英二、その他俺のこと知ってる人の記憶を…頼む】※
【零、そんなの、誰も望まない】
※【琴美も同じことしたろ?その気持今なら解る。俺のことで苦しめたくない】※
【零…それ、寂しくない?】
※【だから、琴美が来てくれるんだろ?それともそっちに残ってくれるか?本当はそれが俺の最高の望んだ気持ちだけど…】※
【無理、零に会う。ずっと零のそばにいる!!】
※【おじいちゃんになっても?】※
【霊界は歳とらないの。私はピチピチの…ねっ】
※【だからなのか?何か若いなって…じゃ、高校生?マジ?そんなふうには…】※
【こっちにちょこちょこ来たから!!歳取とるの!!五気分は高校生だけどね!!何か失礼!!零って…】
※【ごめん、ごめん、じゃ、ルック🐕頼む、琴美の記憶操作してくれた後に。ルック🐕、元気でな】※
※キューン🐕…※ 解った!!もう悲しまないよ。零は琴美ちゃんとずっといられるもんね!!!※
※【ルック🐕も聖奈とね、友奈も…】※
※キューン🐕※ 友奈ちゃんって可愛いよね!!
ルック🐕、その性格って…
こんなふうなら心配ないな。大丈夫!!
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