第25話 リミット10

 友奈は早速相談してくれて、難なく入れることに。そして!!!夜の遊園地、👻屋敷、怖っ!!


俺達以外誰もいない…不気味さを強く強く感じる。


 ただ、そこに友奈がいると安心する。霊感強いからね、俺も霊感強いみたいだけど、零だけに………ビビってる。


英二も、


【夜の遊園地怖っ!!出るよ、お化け出るよ〜】


英二、うるさ!!!。何で来たんだよ。もう。


【零くん、この先の部屋だね。このこと、本当に聖奈さんに内緒にしてもいいの?協力するって言ってくれたんでしょ?】


 今、ちょっと聖奈とは微妙な関係でって、そんなこと言える訳ないけどさ〜


【聖奈のこと、ちょっとおいといて。それで部屋は、そう、この先。琴美をしっかりこの手で…覚えてる!!!】


友奈はすぐに反応して、


【何?抱きしめたの?】


バレた?ニュアンスで。


【だってさ、琴美、俺のドストライクって娘なんだよね。記憶が曖昧になるのが不思議なんだよな。普通会ったら忘れないよ、あのレベルは】


友奈は、少しムッとして、それを見た英二が、


【いいんですか〜そんなこと言って。ここにもドストライクなレディさんいますよ〜俺は友奈にドストライク!!!レベチ!!!】


友奈にドストライクって何?


友奈は、厳しい口調で、


【英二、お前は黙れ!!】


 友奈、怖っ!!👻もビビる迫力。英二、対象外らしいぞ。残念〜


そんなこと言ってる場合じゃない!!


フォロー、フォロー!!俺がフォローしないと。


【もちろん友奈は別格だから。高嶺の花っていうか、近寄れないって感じで、素敵すぎて】


【零…ありがとね。でも、みんな集中!!!】


【なんで、零には優しいんだよ…😭】


【うるさいの!!集中って言ったよね!!!】


友奈の迫力に俺達圧倒され、黙り込んだ…



………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………



ぷはー、この圧倒的空気感…辛いよ〜


友奈が突然、


【零、英二、すぐそこ!!入口!】


な、何、怖っ!!なんの入口?


【見えないの?そこだって!!】


見えないよな、英二?怖いって~


【見える!!そこか】


 な、英二、お前にも見えたのか?だとすると、俺だけしか見えないのか?


【なーんてね、嘘〜】


※バチーん※ うわっ、痛そう…これは痛いって。


【ゆ、友奈、何するんだよ…痛〜!!!】


【英二、ふざけるなら帰って!!】


友奈は見たこと無い表情で、


【ここが霊界の入口だから。ふざけてると戻れなくなるよ】


それは怖い…どうする?見えないけど。


【私と零で飛び込むよ。英二、この場所を見張って。霊界から出てくる人がいたら止めて!!】


【俺が止めるの?無理だよ〜どうやって?】


【これ持って。これで封印して】


【お守り?これで?】


【そう。それを向ければ大丈夫。じゃ、行くよ】


 ちょ、友奈、俺達見えないのに、俺には壁に飛び込むとしか思えない。待ってくれ〜


友奈に引っ張られて、壁に!?


【壁に〜壁に〜ぶつかる!!!!!】



⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡⚡



この世界の全ての物語はここから始まった…

静寂な世界、何もない世界、ここがその霊界。

何も無いってことは…誰もいないのか?

ここを訪れた男女二人の結末は?

見渡す限り何も無い世界…

漆黒の闇に包まれて、はたして彼らの運命は?…







※バチーん※ 痛っ…、凄い痛いって。


【零、何?そのふざけたナレーション!!】


友奈、こんな性格だった?


【だってさ、怖くて、少しでも気が紛れることしてないと…】


【ここは個々の思い込みが影響するからね。琴美のこと好きなんでしょ?会いたいんでしょ?想像して】


琴美、琴美…会いたい!!何処にいるの?


 おっ、突然広がる、凄く綺麗な海。何で急に目の前に?


海辺を歩いてる美少女!!可愛い、ドストライク…


あれ、琴美!!!間違いなく琴美だ。


【おーい、琴美!!】


【零!!何で?何でここに?】


俺はたどり着いてすぐに、琴美を抱きしめた!!!


【会いたかった〜琴美!!】


【零、どうしてここに?あっ、友奈!!!】


【確かに琴美ね。んー、可愛い!!私と互角かも。もう、零が虜になるの解らなくもないね】


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