「いらない」はずの神聖騎士ですが、このたび、「氷の殿下」 と結婚することになりまして　(※ただし偽装)

　浄化を得意とするはらへり魔女のルネは、聖女と魔術師の斡旋により、恨みを買いまくって呪われた（らしい？）帝国摂政ギュスターヴ殿下の「死の呪い」を何とかするため、彼と偽装結婚をすることになります。
　実は彼、暗殺対策のために自分で料理をする男子で、魔力消費の副作用によりいつもはらへり状態のルネとは利害関係が一致するわけなのですが……。

　素直でちょっと天然な箱入り魔女のルネと、愛憎と陰謀と呪いに晒され続けて「飛んできたハサミを避ける」のが特技になってしまった大公ギュスターヴ。生きてきた環境がまるで違う二人のコミカルで微笑ましいやり取りと、裏に渦巻く泥沼した愛憎劇、あるいは陰謀と。楽しく読める…続きを読む

ルネちゃんが可愛い。
ルネちゃんが可愛い。

この作品は、もうそれに尽きます。

帝国の神聖騎士で「浄化の魔女」と呼ばれる彼女は、上司の策略にはまり、職場を去ることになります。
そして出会ったのが「氷の殿下」と呼ばれるラスカリス大公。
ふたりはとある事情により偽装結婚することになるのですが……。

もう、ルネちゃんが可愛い（３回目）。
物語はまだ序盤。
そんな彼女を愛する家族とテオ（有翼馬）たちと一緒に、読者のみなさまもぜひ愛でてくださいませ。