夜道の自動販売機は背中を照らす

◆接点なんてあり得なかった歳の差男女が、段々と距離を縮めていく心のドラマ◇

高校生から23歳まで、カフェ勤めを続けてきた穂花。不倫の疑いをかけられるが相談の相手にも困る。
そんな中トラック運転手の大吾に声をかけられて知り合い、しがらみのない彼に話してみることにした。

自分なりに一所懸命に歩いてきた″つもり″の穂花と、かつてドジマと呼ばれたほど粗忽者の大吾。
善人でも悪人でもなく、自慢するような特技もない同士の二人が、お互いの良い所を見つけ合う。

のんびりほっこりしていたいのに、火のない所へ煙が立つのはなぜだろう。忙しい現代の波に乗り切れていない二人を観察する、恋愛ヒューマンドラマをお届けします。

★主人公★
◯端居穂花（はじいほのか）23歳
一人暮らしのカフェ店員。大きな目標も欲求も…続きを読む