口絵に身悶えする。

 私のもう一つのエッセイの方では、「何もしてませんでした」と言ってた、その舌の根の乾かぬウチに。


 ハイ。

 正直に告白します。

 GWは、校正作業してました。


 いや、ノーカンって事で。

 いっすか?

 ま、身体的にはノーカンに出来ず、しっかりくっきり後遺症的な感じで「体力低下」を引き起こし、実生活に影響出ちゃってるけどな。


 前回のエピソード公開が4/30(月)です。

 そう。

 そこまでに第一弾校正作業を終わらせる為に、iPadとお友達になっておりました。

 私のiPad、ちょっと古いから重いねん……

 手首折れるかと思ったわ。こちとらマウス(※小型)以外持たない貧弱ITエンジニアやぞ。

 実は実は。

 あの前回エッセイは、本当に校了作業を終わらせた直後ぐらいに書いていました。


 休めよ。


 って事で、GW前半は校了作業で終わりました。

 ありがとうございます。


 そんなこんなで、GW後半は、マジで、何もしていませんでした。

 ありがとうございます。


 何もしてなかったといいつつ──


 口絵チェックとかしてましたスミマセン。

 会社メンバーに事実を知られたら「休めって言ったろォがァ!!!」と優しく怒られる未来しか見えませんね。


 で。

 口絵ね。


 表紙とはまた違うんだよ。口絵。挿絵とも違う。


 これ、私はあまり詳しく理解していなかったけれど。

 改めて、定義を明確にしとこかの。


【表紙】

 文字通り、表紙。本を閉じた時に表に出て来る面の事。逆側は「裏表紙」という。改めて考えると「裏表紙」ってなんか不思議な言葉。「裏」と「表」が矛盾してる。ま、「表紙」自体が一つの言葉なので、実際は変じゃないけどね。話が逸れた。


【口絵】

 本を頭から開いた時に出て来るページにある絵のこと。主にカラー。大概、その小説のキャラや時代背景等を絵と色で説明する目的で存在している。


 ……ところで、なんで「口」絵なんだろうか?

 軽く調べてみたが、名前の由来が出てこなかったなぁ。推察するに、日本人特有の感覚なんだけど、人体の中で「一番最初、上の方、っていう意味で『口』を利用する」っていう感覚がありそうなんだよね。日本語の他の言葉を見てみても。

 だから「一番最初に出て来る絵」って意味なのかな、って思った。完全に根拠ない予想ですが。


【挿絵】

 本文中に差し込まれる絵の事。まぁ、書いて字のごとくそのまま。


 ちなみに。

【扉】

 印刷本の中でいう「扉」とは、本の導入部分、入口、という意味。そう。実際の家と同じで、中(本の内容)と外(本を開く前)を区切るもの。

 本のタイトルだったり、著者名やイラストレーターさんの名前等が入る事が多い。

「扉絵」という言葉があるように、ここに絵が入る事もある。


 ──んでよ。

 口絵のチェックがあったんだがよ。


 正直な感想言っていい?


「私の本に、こんな贅沢な事していいのだろうか……?」

 だったよ。


 最近予約してまで買っていたラノベは、文庫本サイズなので、口絵もなければ挿絵もなかった。


 ワシの、あんねん。


 コレ、値段にも勿論反映されている。

 今回出す予定の本は、大判サイズといわれるもので、文庫本よりデカいし高いねん。


 誤解を恐れずに言えば「文庫本よりも金がかかってる」のね。

 大判サイズと文庫サイズに優劣はない。

 どっちが優れているか、とか、出版社の期待値が大きいか、とかは関係ない。

 今回、たまたま、私にお声がけしてくれた出版社の出版サイズ、出版定型が「大判サイズ」だっただけ。理由はないよ。「そういうもの」って思ってる。

 ぶっちゃけ私は、持ち運びが楽な文庫本サイズの方が好き。片手で持てるし。貧弱ITエンジニアは、大判サイズを片手で開いて読もうとすると、手がるんじゃぁ……


 話が逸れた!


 って事で、口絵だよ。

 先に述べたように、口絵とは「カラーで、その小説の雰囲気を説明するもの」だ。


 だからな。


 神絵師は凄かった……

 私なんぞは「絵の構成」とか「絵で説明」のノウハウがゼロなので、編集者さんと絵師さんで、どんな絵にするのか考えてもらったんだけどさ。

「おお。なるほど」

 と思った。

 口絵の口絵たる口絵だったよ。


 素敵か?


 と言われたら。


 YES!!!


 と喉が千切れる勢いで叫べるよ。

 表紙絵と違って、なんかテンション低いように感じる?


 違うよ。


 人はね。

 限界を突破するような感情に突然襲われると、リミッターが効いて、心が壊れないようになってるんだよ……


 ごめん。

 半分嘘。

 口絵自体は滅茶苦茶素敵で、ぶっちゃけそのままポストカード販売してェ!! って感じなんだけど。


 そのチェックをしていた時の私は、正直「それどころじゃねぇ」だったのさ。

 体調の悪さが天元突破しつつも、仕事がカッ詰まっていたし、会社メンバーに「マジで身体を休めなさい」と厳命されていたので、

 人間としての生きる機能を超絶ecoモードで運転中だったんだよね。


 普段、アンテナを張りに張りまくっていたので疲れすぎていたのが原因の一つでもある為、この休み期間は全部鈍感モードにしていたので、反応が出来なかったんだよ。


 素敵だよ、口絵。

 ちゃんと「小説を説明」してる。

 主要キャラを出しつつ、この小説のキモを絵で表現してるよ。凄いよ。マジで。

 もう、この1枚の絵で本文いらねんじゃねぇかって思うぐらいだよ。

 ……いや、ホントに、いらねぇんじゃねぇの……?


 それはともかく!

 口絵自体は、表紙の次に目に飛び込んでくる素敵絵なので、こっちも重点的にチェックしましたァ!!

 つっても、私は表紙ほど口出しせず、出されたものについてを「OK★」って返事しただけに過ぎないけどな。

 必要事項、要素とか、そういうヤツは、キャラデザや表紙の時にアレコレ既に出しているので、編集者さんも絵師さんも、それを踏まえたものを描いてくれるから、こっちから指定する事は殆どなかったんだよ。


 って事で、口絵は完了しました!

 たぶん、次以降は挿絵のチェックになるかと思います!


 挿絵についても、編集者さんに「コレとコレとコレとコレを挿絵にします。OK?」って聞かれたから「OK!」って答えたよ。

 たぶん、次ぐらいには、挿絵のラフが届くと思うので、チェックするだけかなぁ、と持っています。


 今回はここまで!

 以上!!


 それではね!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る