自力でできる広告を考える。

「広告ってさぁ。まだ稟議りんぎ通ってなくて頓挫とんざする可能性があるのに、今から『販売された時』の事を考えるのォ?」

 という気持ちがするかもしれないけれど。


『企画と予算、稟議りんぎ通過と計画頓挫とんざのアレやコレ』のエピソードで語ったように、稟議りんぎを通す為には、「稟議りんぎが通った後、こんな事をやるよ!」という詳細情報を提示する必要があるんですよ。

 その為に、あらかじめ他人に理解できる形で、広告企画を作っておく必要があります。企画書にして編集者さんに渡しておくのもいいかもね。


 そして、販売が決まった後の広告の手法についても、今から企画して、いつでも実施可能な状態にしておく必要があります。

 販売が決まってからでは遅いんだよ。だってその頃には発売日も決まるんだから。

 企画して実施するのにどれぐらい時間かかるかも分からんし。早めに着手しておくに越した事はないね。

 それに、そうやって身に着けた知識は、決して無駄にはならんしな。


 応援メッセージでもありました。


 ペロりねったさん

 https://kakuyomu.jp/users/Peti_asNNK

 *****

 >今かけてる労力が全部ムダになるような気がするかも

 それは無い、と思う。

 普通は調べて経験したつもりで書くところ、実際経験して記述するのとでは重さが違う。

 微に入り細に入り記憶に留め、外に吐き出すのは、なにものにも代えがたい体験だと思う。

 *****


 そう、無駄にはならない。

 ここで身に着けた知見等は、自作販売を続行するとした時も絶対に役立つ。

 ヘタをしたら、仕事にも役立つ。

 無駄になんか、絶対にならない。


 だから頑張って調べて考えて行こうぜ!!


 って事で。


 まず『広告』とは。

 その存在を知らない人に周知する事です。

 そして興味をそそり、「買う」という行動を起こさせる事です。


 名だたる大企業は、その広告に数億、数十億、数百億円という金をぶっこんでいます。

 それだけ、広告っていうのは大切なんですね。


 でも勿論個人では、そんな数億円なんて出せませんわ。

 数億ポンって出せるなら、出版社なんか通さず自分で人を雇って自分で出版するわァ!!!


 ま、出せてせいぜい個人のお小遣いレベル──だと、思ってください。


 じゃあ、その範囲で、個人ができるレベルの広告って、どんなだろうか? と考えましょう。


 まぁ、すぐにそんな効果的なものは思いつけるとは思わないから、とりあえず頭に浮かんだものを羅列していこうか。


 ・Twitterで有料広告(プロモーションって書いてあるやつ)を流す

 ・インスタで有料広告を流す

 ・Twitterで自分で広告記事を書く

 ・インスタで自分で広告記事を書く

 ・他SNSで有料広告を流す

 ・他SNSで自分で広告記事を書く

 ・WEBサイト等プロモに出るアフィリエイト広告

 ・PVプロモビデオを作ってYoutubeに登録(それをSNSに流す)

 ・PVプロモビデオを作ってTikTokに登録(それをSNSに流す)

 ・カウントダウンイベントをやる(それをSNSに流す)

 ・例えばイラストコンテストみたいなのをやる(それをSNSに流す)

 ・買った人専用の特典を付ける(※どうやってつけるのかを考えないと)

 ・知り合いに売りつける


 ……。

 現実的なのは、Twitterやインスタ等のSNSに自力で広告記事を書いて流す事だね。

 でもこれって、自分のフォロワー数の影響を受ける。

 私のアカウントはあまりフォロワーがいないので、効果は期待できないでしょう。

 ただ、ゼロより1の方がマシ、ぐらいの気位です。


 それに、ただ「SNSに広告を投稿する」といっても、中身にも色々こだわろうと思えばこだわれるハズ。

 ただ作品へのリンクを張って「読んでね! 買ってね!」では、誰の気持ちも動かせない。興味をそそらないといけない。

 ……いつもみたいに、4コマ漫画でも描こうかなぁ。


 ま、そっちはええねん。

 後で色々とネタを考えればいいんだから。


 あと現実的なのは。

『知り合いに売りつける』

 知り合いであれば買ってくれる確率も高いワケです。「是非買ってね!」とお願いするのもアリですし、作者自身が先に購入し、手売りするもヨシ、タダで配るもヨシ、です。


 ただ「親戚や知り合いに、自分がどんな作品を書いてるのかバレる」という、致命的副作用がありますが。

 私はコレが無理なので、おそらくこの手法は取れません。

 無理。

 私はリアルの知り合いに、小説を書いてる事を伝えておりませんから。

 無理。無理中の、無理。


 でも実はコレ、書籍販売では一番効果が高いって言われています。

 本が売れたかどうかを判断されるのは、発売後一週間ないし二週間です。

 ここで知り合いが買ってくれるor作家自身がまとめてある程度買うだけで、目標値の基準まであとちょっとで届くよ! って事にも、なるそうです。


 本気で売りたいなら羞恥心なぞ捨てろ!!!

 って事なんですね。

 ……だとしても、ちょっと、なぁ。

 できる人は率先してやりましょう!!


 それ以外に効果が高いのは、SNS等に有料広告を載せる事ですね。

 ただし。

 ……いくらぐらいするんだろうねぇ……

 ちょっと調べてみるか。

 Twitterだとどんぐらいの値段なのかな??


 ……。

 …………。

 プロじゃないので、判断がつけられないが、少なくとも、個人がやるべきもんじゃねぇわ……


「いくらいくら払うと、いつからいつまで、広告記事を表示するよ」

 という物じゃなかった。

 例えば、インプレッション数(誰かのタイムラインに表示された回数)ごとの課金、クリックされた時の課金、フォローされた時の課金、云々云々……

 そもそも固定じゃない。

 いや、どうやら「予算」金額的なものをあらかじめ設定する事ができ、その設定金額を越えた時、広告が出ないようになるのかな??

 分からん。

 詳しく読めなかった。

 脳味噌が、読むのを、拒否した。

 仕事ならああいうの、目を皿にして隅から隅まで調べるんだけれど、コレ、仕事じゃないので、そこまでのエネルギーを算出できん……


 有料広告は、諦めよう。

 どのみち、個人のお小遣い程度では無理そうだから。


 って事で、SNSに流す時は、個人の普通のアカウントでやろう。

 んで、検索にひっかかりやすいワード等を指定するようにしようかな。


 他は……

 PVプロモビデオね。

 PVプロモビデオか。

 PVプロモビデオ

 PVプロモビデオって、どうやって作るんかな??


 実際のところ、仕事で、使い方講習会の動画を作った事はある。

 が、アニメーションとかそういうのは、さっぱり分からない。


 でも……


 私が予約してまで買った本

『レンジャー・ガール!―女性自衛官・小牧陽は地獄を這い進む―』

(旧『答えはぜんぶ「レンジャー!」ですっ』)

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054890787689


 こちら、綾坂キョウさん( https://kakuyomu.jp/users/Ayasakakyo )の作品なんですが、綾坂さん、PVプロモビデオ作って公開してたんだよね。

 ここから見れるよ。

 https://youtu.be/Rk0CCxd-JDE


 個人で作ったのかどうかは分からないけれど……

 いや多分、個人で作ったんだろうな。

 綾坂さんの個人youtubeのチャンネルに登録されてるもんな。


 って事は、作れるって事なんだよ。

 どれぐらいの労力、どれぐらいの時間、どれぐらいのお金がかかったかは分からないけれど、やって出来ない事はないって事だ。


 ……PVプロモビデオは、本気で考えようかな。

 ただ問題は。

 私はPCを利用した技術とはか比較的持ってるんだけれども、「映像」「画像」という部分の創作センスを、あまり、持ってないって事だ。

 どうしたもんか……


 いや、まずは企画を考える所からだ。

 どんなPVプロモビデオを作りたいのか、どんな構成にするのかとか、そこらへんを考えてから、それでコスト的に無理、とかの判断がつけられるようになるワケだし。

 まずは企画を作ってからだな。


 次。


 イベントをやる。


 例えば、カウントダウンイベント。

 発売日までの間に、毎日何かしらのカウントダウンを行うの。

 イラスト等が多いかな。

 ただし、コレ、流石に小説のイラストをお願いするイラストレーターさんにお願いする事は出来ないので(※基本、プロのイラストレーターさんは個人からの依頼を受けてない)、自分で描く事になるがな。


 他にもイベント、アリみたいだね。

 今探したらちょっと見つけられなかったのだけれど、以前、こんな記事を見た事がある。

 とあるラノベ作家さんが、自分個人でイラストコンテストを主催して、大賞の人には賞金を出すっていうイベントをやったらしい。

 物凄く盛況だったみたい。

 ちなみに賞金は、その作品がとあるコンテストの大賞を取って賞金が出たので、その賞金から出したそうだ。自分の元からの懐を、1円も痛める事なく実施したんだね。労力は凄いかけただろうけれど。


 そういうのも、アリなのかもしれない。

 ただ、賞金が出せるほど、私が自由に使える金は、あまり、ない。

 Amazonギフトカードレベルしか、ない。すまん。

 私は所詮しょせん、しがない底辺ITエンジニアなんだよ。日々生活する事と犬猫養うだけで手一杯で余裕なんかないんだよ。はぁ……


 でも、そういうのも、面白いかもしれない。

 自作サイトを整備する予定だし、そこで大々的にやってもいいかもね!

 楽しそう。


 他は……

 買ってくれた人への特典を用意する、だね。

 コレ、出版社が「初回特典です」ってつけるのは出来そうだけれど、個人でそんな事できるんか??

 あれ?

 そういえば、そういう購入者特典とか作るのか、聞き忘れてたなぁ。

 今お願いしている編集者さんからも、特に何も言われてないし。


 ちなにみ、自作したAmazon販売してる本については、特別読み切りショートストーリーと、ちょっとした4コマ漫画をつけた。

 まぁ、そこは、個人の趣味の範囲を越えないクオリティだけれど、ね……


 ここらへん、どうするつもりなのか、ちょっと編集者さんに確認してみてもいいかもしれないね。


 って事で。

 広告には色々な手法があって、まずはダメ元で色々企画を考えてみるところから始めた方がいいって事で。


 次回以降は、そこについて考えて行こうかね。

 今回はここまで。


 以上!

 それではね!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る