第二稿が戻ってきた!

 第二稿が戻ってきたよ!

 初稿の修正で結構腰を据えて修正したし、もう軽微は修正ぐらいしか来ないんだろうと思っていたら──


 そんな事はなかった。


 むしろ。


 読みにくいところを修正して綺麗にしたせいか、ストーリー的に不親切な部分とか、そういうのに気づけるようになった。

 結構赤が来ましたよ……


 だよね。

 そうですよね。

 よくよく考えたら、そうですよね。


 なので、第二稿の修正が、本腰って感じです。

 いや、初稿に続いて、第二稿の修正も本腰──

 いやいや、原稿修正はいつでも本腰。軽い・重いはないのかもしれない……


 あとね。

 こっから本格的に、一文の改行位置を意識したり、改ページを意識した修正も行っていきます。


 例えば。

 私は文末に──(ダブルダーシ)や……を結構多様するタイプなんですが。

 改行された時に、二行目が──や……の記号だけになっちゃNGはワケですよ。

 その場合、文章を増やすか減らすかしないといけないワケです。


 あと、章中の区切りが、改ページ直前に来ているものもNG。改ページ直後はいいそうです。改ページ直前がNG。

 なので、それも直します。


 漢字表記の揺れも直します。

 漢字に寄せるのか、それともひらがなにするのか。

 ──私は中二病罹患者として、漢字推奨派。って事で、全部漢字に寄せる事にしました。


 あとは──


 ページ数だね。トータルページ数。

 これを意識して修正。

 これは出版社や編集部によるのかもしれないけれど、書籍にした時のページ数に規定があるそうな。

 んで、その規定数にできるだけ近づける事を求められます。

 実は。

 第一稿からやってたんだけど、どうせ大幅修正入るだろうな、と思って、初回はあんまりページ数を意識しておりませんでした。


 今回は違います。ちゃんとページ数まで意識します。


 私はDTP用アプリやツールを持っていないので、Wordを利用します。

 Wordで1行の文字数、1ページの行数を設定し、そこに文章をコピペして確認します。

 そうすると、一文の改行位置や改ページ位置が分かりますからね。

 でもWordには不便な点も。

 文頭に一文字空白を入れるんですが。

 Wordさん、文頭空白を自動挿入した場合、自動挿入されてるんで「全角空白文字が入っている」と認識してくれなくって、テキストに戻した時に、文頭の空白が消えるんだよ……


 これ、自動挿入されたモノを削除して、自分で手で全角空白入れてもダメなんです。認識してくれません。バグじゃねぇのか、この機能。

 って事で。

 Wordで改行位置とか改ページとかを意識しつつも、テキストに戻した時に、ちゃんと文頭に全角空白が入ってるかどうかを確認する必要もあります。

 めんどっ。

 目視確認になるから漏れるんだよ……まったく……


 あ。

 あともう一つ。

 ページ数を規定数に近づける為に。

 書き下ろしを更に追加する事になりました。


 たぶん、前回入れた書き下ろしを含めると、書き下ろし部分は二万字ぐらいやな……

 短編より長い書き下ろしが入るよ。


 でもまぁ。

 もともと第一章って、十万ちょいぐらいしかなかったんよ。

 二万字入れたって十二万ちょいぐらいだし。

 九章なんて十六万字超だからな。今書いてる分に比べると、ちょっと短いぐらいや。

 って事で、ガンガン書き下ろし入れちゃうぜェ!!


 時系列的に、この頃しか書けない話っていうのもあるしね。

 結構色々小ネタが浮いてくるんだけど、どれにしようかって考えている。


 編集者さんから言われたのは

「『●●を書き下ろし!』と宣伝文句として使えるので、本編完結後に、SSを入れるのも効果的です」

 って事でした。


 確かに確かに。

 電子書籍版特別書き下ろし、とかあった時、ついつい通常書籍と電子書籍版両方買ったりする。ええ。私はグッズ等を買わないオタクなんですが、作品の内容に関わるモノについては金を惜しまないタイプのオタク。設定資料集とかさ。あったらさ。もうどんなに高くっても買っちゃう。っていうか、高くってもいいから出してェ!!!

 ……話が逸れた。


 実は、初稿で追加した書き下ろしは、作中イベントだったんよ。

 だから、普通に読んでると「特別に追加されたものがある」って感じにくいんだ。

 本編終了後の追加SSの方が「これが書き下ろしだ!」って気づきやすい。


 ただ……


 これは私の場合のみの話なんだけど。

 WEB版からそうなんだけど、章の末尾には、第三者から作中の事を見た、総括みたいな話が入ってるのね。

 それがある事によって、本文の『収まり』が凄く綺麗になるんですよ。

 読者さんも、その第三者の総括を読んだ時に、「あー。なるほど。第三者からはこう見えてたんだ。ああ、実はそういう事も裏であったのね」とニヤニヤできるようになっている。いわば、結末まで書かれたあらすじみたいなモンよ。

 これは、本編が主人公の一人称で進んでってしまうので、主人公が知らない事、主人公が流した事、描写しなかった事を、補足説明のつもりで入れてたんだよね。


 で。

 それがある事で。

 更にその後に、追加SSを入れるのが、微妙に『蛇足』と感じそう。


 ただコレについては。

 個人でAmazonで出版した書籍版には、普通に末尾に書き下ろしSSを入れてんだよ。

 蛇足かなぁ、とか考える事もなく。

 蛇足かも、っていうのは、編集者さんからいただいた言葉だったんだ。

 言われて

「……ほんまや」

 と気づいたんだよね。


 ……うーん。

 そういえば。

 最近の小説って「あとがき」がないんだね。

 私、あとがきって好きだったんだよね。漫画のオマケ書き下ろしとかも大好物。

 ……ん? いや、小説にあとがきって、あるのかな?

 私は最近あんまりラノベを買わないんだけど、買ったラノベにはあとがき、ないんだよね。


 ふむ。

 あとがきのつもりで、巻末に追加SSを入れるか。

 取り敢えず、そういう方向で考えて、まずは書いてみよう。編集者さんに確認して、NGなら他の考えるよ。


 第二稿の修正は、こんな感じで

 ・表記の統一

 ・改行位置修正

 ・改ページの為の修正

 ・ストーリーの「流れ」としての説明不足等を修正

 ・SS追加

 を、やっていきます。


 これを、規定の時間内にやる必要があります。


 ええ、でも、今、クッソド年度末なんよね。

 仕事、猛烈に忙しい。

 スケジュールがド被りしてしまってヤッバイ……


 これさ。

 ぶっちゃけて言うね?


 書籍化となった作家さんのメッセージとか近況ノートとかで

「現在書籍化作業の為、更新が遅れます」とか「更新を一旦止めます」っていうのを、よく見たんだよね。

 その時はさ。

「たかが書籍化作業で、WEB更新の方がおざなりになるなんて」

 って、書き手の分際でその時ばっかりはイチ読者としてちょっと不満に思ってたんだよ。


 ごめんなさい!!!


 クッソ大変だった!

 クッソ大変だった!!

 クッソ大変だったァ!!!


 コレさ!

 仕事と同レベルの集中力やコストを必要とするんだね!

 私が、仕事の方がカッ詰まってきてて、WEB小説連載止めてるのと同じレベルだったよ!!

 どうしても、頭の中には

 書籍化作業 << 超えられない壁 << 仕事

 ってイメージだったんだけど、

 そんな事なかった!!


 つか!

 これ、ビジネス!!

 仕事だった!!!


 ついつい、私は趣味で小説を書いていたから、書籍化作業っていうのも、どうしてもその延長にあるっていう感覚でいた!

 ダメだよソレェ!!

 今まで散々「書籍はビジネス。出版社は赤字覚悟で初版は出す」ってえらっそうに書いてたクセに、全然実感してなかった!

 バカ!!

 これは!!

 ビジネス!!

 仕事!!!


 編集者さんも絵師さんも、魂削って仕事してんだよ!

 自分も書籍化について魂削れやァ!!!


 って事で。

 幸い、土日と祝日があります。

 その三日間でカタをつけるぞ!!


 って事で。

 今日はここまで!

 以上!


 それではね!!

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