校正作業に頭を悩ます。

 夏かよ。春どこいった。

 と思うような暑い日が続いておりますが、皆様、お元気でしょうか?


 私は。

 ゴッツイ風邪引きました。


 声が出なくなるほどの状態になりつつ、まぁすぐ治んだろ、とタカを括っていたらば。

 悪化させてもーた。


 病院から薬貰ったし、熱自体は二日間ぐらいで引いたから、まぁ平気だろとか思って油断してた……

 すっげぇ悪化させて、身体の色んな場所に色んな症状出てもーて、会社同僚から「オンラインMTGした時に『コイツぁヤベェ』と思った。いいから休め」と、仕事を全部取り上げられ、皆様より2日早くGWへと突入しました。


 でも、初日、仕事が気になって気になって、仕事で使われてるチャットツールを覗いてたら、優しいお叱りを受けた。


 普段から仕事したくねぇな、とか言いつつ、仕事依存状態だったんですな。

 依存から脱するには、物理的に離れるしかない。

 なので、金曜日から本格的にお休みに入りまして。


 風邪はやっと寛解かんかいしてきたんですが、底辺貧弱ITエンジニアなので、油断せず無理せずで行きたいと思います。

 油断した結果、ドクターショッピングみたいに、色んな科の病院ハシゴしたったわ。近所の病院コンプすっかと思ったわ。


 みんなも、ただの風邪だと油断せず、休む時はしっかり休もう!!!


 が。


 校正作業は待ってくれないヨ☆


 ホント、自分で『スケジュールはズラせないから、健康に気をつけよう』とか言ってた直後だったからな。

 自分でもビックリだよ。


 ある程度寛解かんかいしたので、チマチマと校正作業に入りました、ハイ。


 ここまでが前置きです。

 長っ。


 校正さんがやってくれた校正って、どんな感じ?


 と、書籍化経験がない方々は思っているのでは?

 私も思ってたよ。


 うーん。校正が入ったゲラ(※印刷を想定したモノ)は、たぶんみんながイメージしてるヤツだと思う。「校正 書き方」で検索すると出て来る、アレね。

 あのままだよ。


 で、いざ、校正が入った原稿を見てビックリ。

 指摘が入ってねぇページ、ねぇんじゃねぇのっ?!


 ってぐらい指摘が入ってた。

 あんだけ目を皿にしてチェックしたのに、なんでこんなに抜けがあるんだよ!? ってぐらいあった。


 でも、編集者さん曰く「これは全然少ない方」だ、そうです。


 しっかし。

 見てビックリした。

 使う漢字の間違いとか、覚え間違えていた慣用句とか。たっくさんあったよ。

 校正さんの仕事ってマジですっげぇな。

 歩く辞書かよってぐらい。

 漢字は表記の揺れもチェックしてくれるし(※それが仕事やからな)、適切な「てにをは」へのツッコミもくれる。

 常用外漢字へのツッコミとかね。


 でも、指摘はあくまで指摘なので、意図的であるのならそのままにするし、「うん、ゴメン。素で間違えてた☆」って所は、素直に修正していった。


 例えば。


 本文中に「愛想を振り撒く」という言葉を使っていたんだけど──

 愛想は良いもの。

 振り撒くのは愛嬌。

 そう、「愛想を振り撒く」は違うんだよ。

「愛想よく」にするか「愛嬌を振り撒く」にするのか、悩んだわ……文面を何度も読み返し、どっちがより本文中の流れに近いのかをチェックしたったわ……

 ぐふぅ……

 ホント、間違って使っている慣用句とか、多いね……


 んで。

 校正作業。

 恐ろしく集中力と時間を使う。

 そりゃそうだ。

 だって、流し読みじゃNGなんやもん。

 一文字一文字チェックしてくんやもん。

 校正の指摘が入っている所について、訂正を了承するのか、それとも変更なしにするのか、前後関係とかも全部意識しながらチェックするんやもん。

 思った以上に、脳みそ沸騰するかと思ったね……


 ま、そんなこんなで、第一陣の校正戻しは完了し、編集者さんへ戻しました。


 さらっと流したけど。

 この

「ゲラ」の授受について。

 コレ、地味に問題になったので、書いておくね。


 私の場合。

 ゲラは、紙として出力したモノを、郵送してもらう事も出来るし、PDFでもOK! って言われたので、迷わずPDFを選択した。

 選択した理由は1つ。

 輸送のタイムラグがないから。

 PDFでもらえれば、必要があれば自分で印刷すればいいだけだしさ。


 って事で、PDFでもらって、それを自分で印刷したよ。

 またホッチキスの限界に挑戦してもーた……いくら薄いコピー用紙だったからといっても、50枚はちょっと分厚過ぎたかもしれない……


 んで。

 赤ペンでチェックしてったんだけど。


 1/3を過ぎたところで、ふと気づいた。

 これ、戻し、どうしよう??

 と。

 チェックは印刷したものに赤ペンで直接してたんだよ。

 で。

 さっき言ったように、現物である「紙」は輸送コストがかかるんだよ。お金だけじゃなくって、時間がな。

 それに。

 全部で160枚ぐらいあんねん。


 それ、全部、1枚1枚スキャンすんの???


 いやちょっと、それは……

 って、なったよな。

 なったよ。

 印刷する前に気づくべきだった。


 でも、印刷した方がチェックしやすいんだよ。

 どーしよ……


 という所で。

 電子上でPDFでチェックすればいいんだよ!


 あーでも……

 PCだと、マウスでチェックする事になって、それはそれでシンドイ……


 iPadあるやん!!!

 iPadを使って、PDF上で校正すりゃいいんだよ!!!


 って気づくまでに、結構時間かかったよね。

 一応、これでも、ITの、プロで、あるんだけど、ね……


 ちなみに。

 iPadであれば、特別なツールは必要ありません。

 iPadに標準装備された「ファイル」アプリで、手書き校正可能です。

 マジかー……

 もっと早くに知りたかったァ~……


 って事で。

 iPadで校正しなおし。

 意外と、紙と同じレベルでチェックできた気がする。


 んで、私の校正が入ったPDFを、編集者さんへと返送した。

 返送には、Googleドライブ使ったよ。おおよそ、メールで送付できる容量じゃなかったからね。


 って事で。

 これで本当に、校正第一弾は終了しました。

 戻りを待つターンとなります。


 この間にも、実は口絵のチェックとかもしてました。

 いやぁ。

 やっぱり神絵師は神絵師でした。

 贅沢な本になりそうや……

 この神絵師さんの絵の為に買うってのも、マジでアリだな、と思います。

 ポストカードにしてくんねぇかなぁ……


 って事で。

 今回はココまでっス!


 校正第二弾が来るまでは、他の事をやるよ!

 自作サイト調整とか、広告の事とかね!


 それでは!!

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