挿絵のチェックと再校とSSの依頼

 よく。

『盆と正月が一緒に来たよう』

 という言葉を、昔耳にしました。


 これ、意味が2つあります。

 一つは

「嬉しい事がいっぺんに来たさま」

 子供や休みの日は休める側の意見ですね。


 もう一つあります。

「クッソ忙しい」

 これは、盆暮れ正月におもてなしをする側の意見ですね。

 たった一つのイベントですら準備やアレコレで忙しいのに、もう一つ来てもう勘弁って感じでしょうね。


 今の私は、両方の気持ち。


 挿絵がね。

 完成品が届きました。


 ……これ、個人が楽しむ範疇にするから、ポストカードにしていいかな……

 しないけどね。

 しないけど!!

 気持ち的にはそんな感じだったよッ!


 表紙、口絵、挿絵を全部1枚の画像にして、額に入れて飾りたい!!!

 私の栄光として、部屋に飾って、毎日見てニヤニヤしたァいっ!!!


 アティとエリックがクッソ可愛いんだよォ……

 この絵だけで、もう本の値段ペイできるぐらいの価値があるんだよォ……


 もうね。

 天国へ昇りました。


 昇り切る前に叩き落とされて良かったです。

 危うく、そのまま昇天する所でした。

 天国、行けるんだ、私。

 いや、行けないから叩き落とされたのか?


 叩き落とされた理由は、再校のチェックSS追加依頼も来ていたからです。

 再校のチェックとSS追加という世知辛い現実を叩きつけられて、地面にめり込んだワケです。


 再校は、いいんですよ。

 前回の校正作業で漏れた所や、校正分の修正が反映された状態のチェックだから。


 問題は。


 そう。

 SSだね。


 SS──ショートストーリーの事。

 大概、「オマケ」的に扱われるものである。

 オマケでしかない為──


 そう。

 規定文字数が少ないんだよ。


 そんな短い文字数制限の中、起承転結、序破急を付けるなんて、超絶難しい問題だよォ!!


 既出書籍化の方々ァ!

 コレやったのォ!?

 マジでェ!?

 みんなどんだけ短編の天才なのォッ!?


 SSつけるかも、とかそういう話は聞いてたけどさァ!


 こんな短いなんて想定外だったよォっ!!!


 SS作ってね★


 と編集者さんに言われ、その後、おワンコ様のお散歩に同伴させていただいている間、私はボンヤリと考えてみた。


 ……何も思いつかねぇ。


 KACですら4000文字規定で、それでも「短ッ!!」って思ってたのに。

 それより更に短いものをって。


 むッず。


 あと。

「どんなSSなら、喜んでもらえるのだろうか?」

 だった。


 今まではさ。

 完全なる「自己満足」だったんだよ。

 自分が読みたい作品がなァいっ!! っていう動機で書き始めたので、アレは自分が読みたい作品だったんだよ。


 そう。


「自分が読みたい話」

 は書けるんだ。

 そして、発表の場がWEBだったので、文字数制限がなかった。

 無制限だった。

 だからニヤニヤしながら書けたんだよ。


 でも。


 既定文字数があり、買ってくれた方への特典としてのSS、となると。


 何を、書けば、いいのだ??


 特典の場合さ。

 アレかな。

 みんな、本編読む前に読むの? それとも後に読むの?

 本編のオチを踏まえた上で書いていいの?

 それとも本編ネタバレを含まない形で書かなきゃいけないの??


 どうなの?

 どうなんだいっ!?


 困った私は。

 編集者さんにヘルプ出したよね。

 即行でね。

「ヒントください!」

 って。


 何か、ネタ出しできる為の、ヒントを、さ。

 土台となる土がないと芽吹かないよォ!!!


 まぁ、その返事はまだなので(※つい昨夜の出来事)、それまでは自分でアレコレ考えるしかないから、頑張るね。


 みんなもっ!

 超絶短編を書く練習しときっ!

 こういう時に「あ、分かりましたァ~★」って気軽に返事できるぐらいには、自分を鍛えておけよっ!!


 ってか!!

 もしかして!!!

 KACってこのためにあったのォ!?

(※たぶん違う)


 いや。

 一応言っておくと。

 SSを依頼された私は、編集者さんに「あ、はーい。分かりましたァ」と、さも「簡単ですけど?」みたいな感じで返事はした。

 でも、その舌の根も乾かぬウチに「ヒントくれ」って言ってるから、内心テンパってるのは気づいてもらえたと思う。と、思う。たぶん。それはどうだろうか?


 って事で。

 これから、再校のチェックとSSの追加の為、またちょっと低浮上になるかもしれません。


 ……ふふ。

 SSの追加はよ。

 1本じゃねぇんだ……


 頑張れ私ィっ!!

 これは!

 自分の!!

 ためだからっ!!!


 手は抜くな!

 これが最初で最後の依頼かもしれないからな!!

 自分で「やりきった……」と真っ白な灰になって矢吹某も真っ青なほど燃え尽きてやるんだからなっ!!!


 って事で!

 今回はここまで!!


 以上!

 それではね!!!

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