打診までの2年半はなんだったん??

 今回書籍化計画進行中の『悪役令嬢継母』作品は、連載を開始したのは2021年の2月でした。


 コレ書いてるは2023年の7月半ば。


 ここまで、2年半の歳月が経ってます。

 その間に、台湾角川さんのKadoKadoで翻訳版が公式連載したりしてました。2021年末からです。


 が。


 別エッセイで散々愚痴ったように、これまで日本語の書籍化の話なんて、カケラもありませんでした。


 じゃあ何で今?

 なんで突然二社から??


 前述した「編集者から作家への声かけ」って、なんで行われるの? なんで行われないの??


 そこ、気にならない?


 私はなったよ。


 なんで2年半も過ぎてから声かけてきたん?

 何で今まで声かけてこなかったん??

 って。


 拗ねてないよ。

 拗ねてないってば。

 拗ねてたワケじゃ──ああ拗ねてたよ!!

 なんで2年半も放置してたの?!

 なんで1年間も休載してて、やっと九章連載再開した途端なの?!

 なんでなの?!

 何が違うの?!

 何があったの?!

 私を散々待たせて!!

 なんてイケズ!! キィィィ!!!


 って。


 だから聞いた。

 ハイ。気になった事は聞かなきゃ気が済まないタチです。


 そしたら。

『キッカケ』が必要なんだってさ。


 編集者さんは、カクヨムやなろう、他のWEBサイト等を巡回し、好きな作品を探してます。読み倒しています。

 それこそ、無数に『目をつけた』作品があります。


 でも、それだけじゃ打診はできない。


 編集者さんもサラリーマンですから。

 ちゃんと編集部に『この作品、書籍化打診していい?』って、最初に確認取るんだよ。

 で、そこでOK出て初めて作家さんに声をかけられる。

(※ここら辺は、もしかしたら出版社、編集部によるのかも。中には、編集者さんの独断で勝手に声掛けして、散々改稿させ労力を支払わせたのに、編集部に話が通ってなくて、そもそもNGを食らった、なんて切ない話もよく聞くからね)


 でも。


 そう簡単には編集部からOKは出ない。

 個人の『好き!!』だけじゃ、ビジネスにはならんからな。

 編集部を納得させるだけの『理由』が必要なんだよ。


 じゃあ、今回の私の作品のキッカケは何だったのか?


 それは。


 某コンテスト告知につけた、 (嫉妬渦巻く拗ねた)リツイートがキッカケ。

 私のリツイートが編集者さんの目に留まり、かつその編集者さんがもともと当該作品に目をつけていて、私が『宣伝する意図がある』と編集者さんが判断し、なら作家本人も頷いてくれるかもしれない、と思ったから声をかけたみたいだよ。


 コレね、実は書籍化打診して『嫌です』って断る作家さんもいるからなんだって。

 本人が拒否してる可能性があるものに、声かけ出来ないんだよ。


 私は『悪役令嬢継母』作品をコンテストに出してなかった。

 これは『書籍化する意思がない』と受け取れる行為なんだよ。


 今回たまたま、某コンテストに嫉妬の気持ちをぶつける事によって、『ああ、書籍化する意思あるやん』と判断されて、声かけされた。


 そしてもう一社は、他出版社から声かけされた事がキッカケだった。


『ほーら。編集者一人だけが「好き!」って言ってるんじゃないよ? 他でもビジネスになるかも、と判断されたよ。ウチも声掛けしとこ!』

 って事だったみたい。


 ……ワシのねたそねみのツイートから、まさかこんな事態になるとはな……

 物事って、何がキッカケになるか本当に分からない。

 ま、だから人生って面白いんだと思うけどね!!


 って事で。


 今回の事で学んだのは。


 書籍化したかったら、アピールがある程度必要なんだってコトだった。

 何もせず、何も言わず、ただそこに在るだけで、誰かに見初められるなんてシンデレラストーリーは、現実には存在しないんだね。


 何かしら、アクションしなければ。


 あとは、運。

 ひたすら、運。


 たまたま、私の作品に目をつけていた編集者さんが、私のリツイートを見た。

 たまたま、リツイートの主が、編集者さんが目をつけてた作品の作者だと気づけた。

 たまたま、そのリツイートが『本にする意思がありそう』な物だった。

 たまたま、編集部も声掛けに同意してくれた。

 たまたま、他の編集者さんも目をつけててくれた。

 たまたま、タイミングが合った。


 ホントに、運です。


 ……ヤバイ。本当に、道を歩いてたら『たまたま』車が突っ込んで来そうだなぁ……

 それか、建築中のトコから機材や木材が落ちてしまい、そこを『たまたま』歩いてた私の頭に直撃する、とかさ。

 こんな『たまたま』が重なると、そういう目に遭いそうで怖いよ。


 あと、幸運と不幸のバランスを取る為に、小説の女神様が私に隕石をぶつけるかもしれない。


 怖いよう……


 話が逸れた。

 そう、ぶっちゃけ、書籍化打診の声掛けは『運』だと思う。


 ただ、その『運』を発生させる為には、何かしら自分もアクションを起こさないといけないんだけどね。

 今回のリツイートもそうだし。

 そもそもちゃんと書いて連載して、本になる分量になってないとダメだしね。

 努力もした。

 努力が運を引き寄せた。

 ……いや、数打ちゃ当たる、な気もするけどね……


 って事で。


 あなたの作品も、打診の直前かもしれない。

 最後の『一押し』『決定打』が出るよう、色々やってみるのも、いいかもしれないね。


 って事で!

 今回はここまで!!

 以上!!!

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