二社からお声がけもらって身悶えしながら決断した。
本当に本当に光栄な事で。
本当にありがとうございました。
結果として片方を選ばざるを得ませんでしたが、可能であればどっちとも仕事したかったなぁ……
実はここ、実際にそう考えて、実際に編集者さんがたに確認とりました。
「1冊の本を複数の出版社が協力して出す事はできるのか?」
と。
なんでこんな事を確認したかっていうと、二社の出版社さん、強みがそれぞれ違ったからなんだよ。
両方の強みを美味しいトコどりできればいいな、と思って。
ええ、私はゲスな人間ですが、何か?
結論は。
「0%ではない、という意味で不可能ではないけれど、ぶっちゃけ無理」
でした。
これにもちゃんと理由があります。
例えば、そういう事をしている事もあります。
まぁ小説書籍という媒体ではないけれど、
例えば名探偵コナンとルパン三世のコラボ映画テレビ番組ね。
あれ、確かに放映権そのものは日テレが持ってるから簡単そうに感じるけれど。作中のキャラをガッツリ絡ませ1つの作品にしているので、著作権をはじめ、制作主導をどうするのか、取り分は、などなど。
物凄く大変なのだよね。
じゃあどうしてるかっていうと「製作委員会」を設立して、そこ主導でやってんの。
製作委員会とは、雑に言うと共同企業。複数の企業が出資し合い運営する、まぁある意味ソレはソレで1つの組織なワケです。
ただしこれは、建築や映像系業界で主に行われているもので、基本、作る物はデッカっくて、それぞれの得意分野を持ち寄って協力して作る必要があるものだったりします。
一つの企業だけでは規模がデカすぎて対応できないって事。
裏を返すと、それだけデカイ規模じゃないとメリットがないワケよ。
たかが無名作家の小説を出すのに、そこまでするメリットがない。
しかも。
これは書籍出版のルールの一つではあるんだけれども、書籍を出す為にはISBNコードを付与する必要がある。
しかし、ISBNコードは出版者と紐づいてる。出版者は個人、ないし会社などでなければならない。1つのISBNについて2つの会社が紐づいている、という事はできないワケね?
って事は、その部分について、どっちかが権利を持つ事になるんだよ。
既にその時点で、パワーバランスは均等にならない。
まぁそれ以外にも色々クッソ面倒な大人の事情等もありつつ、根本として「大した売り上げにならないかもしれない売り上げを、2つの会社で折半すると、より売り上げが下がり、そもそもビジネスとしての形式を保てない」って事があります。
先ほど例に出したコナンとルパンのコラボ作品は、動く金もデカイけど、売り上げもデカイワケよ。そりゃクッソ有名作品だからね。
だから売り上げもデッカくって、折半しても余りある感じなんですよ。
だからやるメリットがある。
つまり「手法として不可能な事ではないけれど、そこまでするメリットがないので出来ない」って事。
まぁ、それが知れただけでも儲けものでしたよ。
しかも。
両方の編集者さん、私が軽ーく「知ってたら知りたいなぁ」ぐらいの質問に、物凄く
本当にありがたい事でした。
ありがとうございます。ありがとうございます。拝んどこ。
って事で。
どっちかを選ぶしか、選択肢がないって事が分かりました。
が。
私は底辺ITエンジニア。
選ばれる側になった事は腐るほどあるが、選ぶ側になった事は、殆どない。
しかもさ。
片方に何か問題でもあれば簡単に決断できただろうけど、どっちも素敵でしたよ……
特に編集者さんが。
タイプは違う編集者さんたちでしたが、どちらもそれぞれ違う魅力があってのぉ……どっちも個人的には好きなタイプでしたのぉ……
決断するまで、本当に胃の痛い日々を過ごしましたとも、ええ。
選んだ理由については、ちょっとここでは。
流石に、ねぇ。
まぁ、強いて言えば、私が作品を書き始めた時の気持ちにより近いと思われる方を選んだ、って感じです。
どっちにも良い所があり、どっちにも多少思う所がありましたよ。
だって人間だもの。
両方の編集者さんと二回ずつ打ち合わせをしました。
ちなみに、リモート、オンラインでです。
なんでって……私が外出する体力がない事と、移動時間が勿体なかったから。
伊達にお盆の魔物と血で血を洗う激闘を繰り広げてるワケじゃあござんせん。
移動時間があるのなら、その分は仕事に費やしたかった。
ええ、私は仕事嫌いの社畜(真性)です。
って事で、沢山話をさせて頂いて、自分でも色々調べて、胃が引きちぎれそうな思いをしながらも、決断しました。
片方にはお断りのメールをして、片方にはこれからよろしく、とメールしました。
で。
片方の方と本腰入れて話をする事になりましたよ。
二社で悩んだ話は詳しく書けないので
書きたいけどね。書きたいけどね。
どんだけ私がマジで身を捩りながら悩んだか、延々書きたいけどね。
さぁ、今回はこれぐらいで!
以上!!
それではね!!
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