初稿修正にどれだけ力を入れるべきなのか

 現在、ゴリゴリ修正中。

 一応、指示のあった部分については一通り修正が終わりつつ。

 書き下ろしSSも追加した。


 書き下ろしSSについては、本編に追記せず、単体でテキストファイルとして編集者さんに送付した。

 なんで別に送付したかっていうと。

 そもそも追加するSSのネタがコレでいいのかを確認する為。

 もし「いやぁ、これじゃあなぁ」という場合にはネタを変えるつもり。

 没った方は、カクヨムのサイドストーリー置き場に置けば供養も出来るしね。


 カクヨムの強みってコレかもなぁ。

 ボツっても、日の目を見ないという事がない。

 やった事がムダになる事が少ないっていうのが、いいね。

 書籍化についてだって、例え書籍化計画頓挫したって、ここでこうやってエッセイとして糧になってるしねェ。

 これこそがSDGs!!


 っていう前置きはいいとして。

 今、一旦修正が完了したものを、再度プリントアウトして、目視で確認作業中。


 やってて、気づいたんだよね。

 電子書籍化した時に、目を皿にして探した筈の、「ちょっと読みにくい場所」とか「ひっかかる場所」。

 全部修正したつもりだったのに、改めて読んでみると、ゴロゴロ出てきてるんですけど……どうして……?

 どんだけ私の目は節穴だったの……?


 指摘は入ってないから、別にそのままでも構わないと思うんだけれど、数年前に書いたから記憶も薄れてて……読み返して、すんなり脳内に入らない場所とか「……ん? 話飛んだ?」って感じる箇所がいくつかあった。

 これ、直した方がいい気がするけど……でも、指摘も入っていないし、このままでも構わない気もするし……


 どうしよう……


 電子書籍化した時は、まぁ自分でできる範囲だったし、自分だけが責任を取ればよかったし、自己満足の延長でしかなかったから、流し作業だった、と言われたらそう。

「これでいっか★」

 のハードルが、さほど高くなかった。


 が。


 今回は、金かけてもらってんだよォ!!

 自分じゃかけられない程のコストがかかってんだよォ!!

 しかもさ。

 書籍化、出来るの、これが、最初で最後かもしれない。

 で、あれば。

 目から血が出るぐらい力を入れて、一文字一文字意識してチェックして、修正すべきなんじゃないのか??


 どれぐらい力をいれるべきなのか、判断がつけられない。


 そりゃ、「自分が後悔しないレベル」であればいいんだけど……

 そもそも「自分が後悔しないレベル」って???

 私は職人気質・技術者気質──というか、現実、実際にITエンジニアであり技術者だから、こだわりたい所については延々こだわれるというか。

 キリがないんだよ。「満足のいくでき」っていうのが、よくわからない、というか、ぶっちゃけ、ない。

 今まで、何かを作ってて満足した事なんて、ない。

 達成感はあるよ。でも、満足感って、ないんだ。満足しないから、延々次から次へと作品を書いてるワケだしさ。満足なんてたぶん死ぬまでしないよ。できないよ。

 だから、時間制限とか締め切りとかがあるから、「ここら辺にしとくか」ってどっかで線を引いて「えいやっ」と公開したりしているだけ。


 勿論、この初稿修正には時間制限はあるよ。永遠に待ってもらえるものではない。

 が。

 現実の仕事の締め切りに比べたら長いんさ。仕事の方は、前日午後に「明日の午前中までにヨロシク★」とか平気でやってくるお客さんがいるからさ。ぶっちゃけ仕事の方って締め切りクッソ短い事の方が多い。やっつけ仕事、じゃないけれど「問題ないレベル」でOK、とかってしてるんさ。


 どうしよう。

 どうすればいいのだろうか?


 取り合えず今は、少し注意深く印刷した原稿を読み返し、ちょこちょこと修正箇所を洗い出してはいる。

 が。

 もしかして……もっと、一文字一文字、某戦場カメラマンが音読する程の速度で確認しながらチェックした方が、いいのだろうか……?


 ちなみに、少しだけ前より注意深くチェックしていたら、本来流し読みで二時間程度で読める筈の作品が、数時間かけても1/3に届かないぐらいまでしかチェックできていない。

 しかも、これでも抜けがあるような気がしてて、もう一度最初っから読み直した方がいいんじゃないか、とすら思ってるぐらい。


 ち……力の入れ具合が分からない……


 まるで、山奥から人里に降りてきて、人に優しくしたいのに握りつぶしてしまって困ってる魔物みたいな事言ってんな。


 え?

 え??

 え???


 既に書籍化済みの皆様、皆さんはどれぐらいの力で修正した? 目から血が出そうなレベル? 普通に読んで引っかからなければOKレベル??


 これから書籍化したいって皆様、皆さんならどれぐらいの力で修正したい? 目から体液噴出するレベル? 流し読みできればOKレベル??


 この書籍化計画が最初で最後だとすると、目から血が出るぐらいはやっておいた方が、後悔しないで済むのではないか??

 金出してわざわざ買ってくれる人の為を思えば、ドライアイで角膜パリパリになるぐらい改定して素晴らしい物を目指した方がいいのではないか??


 ……そして、こうやってグダグダぐだぐだ悩む時間があるのであれば、さっさと全力で修正した方がいいんじゃねーの……?


 原稿修正ばっかりやってて、ちょっと煮詰まってきているのかも。

 ここで一発、皆さんからの暖かいコメントをお待ちしておりまっす!


 これには正解なんてないと思うし、それぞれ個人が思う範囲がクリアできれば、もうそれでいいと思いますけどね……


 私はさ、動き出すまでが長いんよ……

 ってことで。


 今回はここまで。

 以上!


 それではね!!

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