小説に関わる絵についての事。

 イラストレーターさんはまだ決まっていない。


 私が我儘過ぎるのかもしれない。

 編集者さん、ごめんなさい……


 って事で。

 商業書籍としては欠かせない、絵について書いていくよ。


 まずは、気になったので、編集者さんに聞いてみた事を。


『絵が入るのって、表紙だけですか?』

 と確認してみました。

 いやぁ、最近マジで全然ラノベを買ってなくって。

 昔のように、挿絵があるのか、口絵があるのか、それ以外に絵は入るのか、

 全然分からなかったので、一応確認してみたよ。


 これは出版社や編集部、そして出すレーベルによるとは思いますんで、自分の時はちゃんと確認してなー。


 んで、私の場合な。


 表紙絵は勿論あるとして。

 挿絵もアリ。

 何枚入るのかは、イラストレーターさんとの調整になる、との話。

 また、口絵が入るかどうかも予算による。

 との事だった。


 例えば、お願いするイラストレーターさんの単価が高い時、挿絵の枚数を減らしたりして、調整するらしい。

 口絵の有無とかも、予算に影響するみたいだよ。

 例えば、20万の予算があるとして。

 10万で表紙の絵を描いてもらうとする。

 そしたら残り10万で、挿絵等を書いてもらうが……

 イラストレーターさんの単価が1枚3万なら、3ページ、5万なら2ページになる。

 そういう事。


 予算。

 予算だよ予算。

 全ては予算次第。

 ビジネスだからね。世知辛いねぇ。

 仕方ないんだよ!!


 予算では、基本『イラストレーターさんに使える金額』というのが、あらかじめ決まっている。大概金額は予算をもとに割合で設定されていると思うけれど。ここは予想ね。私の仕事でも、そういう風に予算が分配されるからさ。


 私は書籍化経験もなく、また、この本も売れるかどうか分からない。

 そんな博打に、大きな予算が割り振られる事なんぞ有り得なく。

 ねぇよ。マジでねぇわ。有り得ねぇわ。

 だから、イラストレーターさんに支払える金額もあまり大きくないんだよ!!

 ですよねェ!!


 悔しければ!

 予算ガッポリつけてくれる程の有名小説家になりな!!!

 ハイ頑張ります!!!


 で。

 まぁ何枚か絵を描いてもらう、という事が分かった後。

 次は、描いてもらう表紙絵のザックリとした全体イメージについてを共有しました。


 ここで言う全体イメージとは、

 キャラだけなのか、背景ありなのか。

 キャラがキメポーズをしてる系なのか、シチュエーション切り取り系なのか。

 どのキャラを表紙にもってくんのか。

 という事。

 細かい部分じゃないです。全体的にこんなイメージだよ、といった感じです。


 で。

 今回の場合で言えば。

 シチュエーション切り取り系で、かつ、背景あり、になる予定です。

 たぶん、アティと主人公が表紙になる、かな。今の所は。予定ね、予定。あくまで予定。


 ラノベの表紙の場合、キャラのみだったり、キャラがキメポーズしてたりする事も結構あるが、今回の私の作品で言うと。

 表紙の絵で、『世界観、作品の方向性』を説明できるように、という事で、シチュエーション切り取り系で背景アリ、となったんです。


 どうしても、タイトルに『悪役令嬢』と入ってしまうと、女性向け恋愛モノだと思われてしまう事が多い。

 でも、この作品に限って言うと、恋愛ものではない。

 また世界観が、よくある『中世ヨーロッパ』ではない。大体、現実の19世紀末前後辺り。

 なので、それを説明する為には、作中のシチュエーションを切り取りつつ、背景で世界観を説明する必要があるね、となったのですよ。


 だから……


 今回、イラストレーターさんに求めるスキル、というのが。


 ① カラー画像&モノクロ画像が描ける

 ② 幼女と女性(Notティーン)が描ける

 ③ 背景と小物が描ける

 ④ シチュエーションを切り取ったかのようなシーンが描ける


 になるんですわ。


 あ、ちなみに。

 キャラクターデザイナーさんが別で入るかどうか、等は決まってない。

 結構なお予算がある作品では、イラストレーターさんとは別で、キャラクターデザイナーさんが入る事があるが。

 ホラ。

 ね。

 あの、さ。

 私の、作品、じゃん。

 ね。

 だから、さ。

 うん。

 キャラデザは入らないと思うよォ……

 はは……


 話が逸れた!!


 って事で、

 上記①~④が出来るイラストレーターさんを探す事になるんですよ。

 いやはや難航中だけれどもね……はは……


 いやこれがなかなか見つからない。


 特にポイントは『背景』。

 私はちょびっと絵を趣味程度に嗜むが、背景は描けない。マジで全然描けない。趣味程度だったので、描く練習もしてこなかったしな。


 そう、実は、背景って描けない人も多い。

 キャラの練習は凄くするのに、背景の練習をしない人って多い。

 ちなみに、ここで言う『描けない』とは『プロとして通用するか』って話ね?

 特に、趣味で描く場合にはな。趣味で描く時、描きたくないものを描く必要はないからな。そうすると、プロで通用する背景が描けないままだったりする。


 ただ、仕事となると、そうはいかない。

 案件によっては、背景を描く必要が出てくるんだよ。

 なのでプロを目指すイラストレーターさんは、得意な絵以外も練習しておこうな!


 って事で。

 背景が描ける事っていうのが、今回イラストレーターさんを探す上でポイントになってるんだ。


 編集者さんと色々なイラストレーターさんの名前を出しつつ

 その方がたがネット上で公開しているポートフォリオを参照しつつ

 絵の細かーーーーーーーーーーーーーーーい部分に注目しながら

「あーでもない」

「こーでもない」

 を延々と繰り返しております。


 早く……決まると……いいな……


 ……。

 ふむ。


 ふと、思ったんだけれど。

 ここでさらっと流してしまった『予算』について。

『予算』というものについて、どれだけの方が認識してるんだろう。

『予算』の付き方とか、実は出版計画の実施と頓挫に物凄く関わってると思うんだけれど、そこについて、なんとなーく理解できてる人って、どれぐらいいるんだろう??


 私が計画頓挫の可能性を考慮しつつも、全然気にしていない理由とかって、その『予算と企画』の進み方について、仕事柄詳しく知ってるからなんだけれど。


 もしかして、ここ、他の方って、知らなかったりする?

 もしかして、知らないからこそ、頓挫した時にガッカリしちゃったり、『自分の本は出版に値しないって事なのか』と挫折しちゃったり、するのかな?


 作品の面白さと

 計画頓挫には

 因果関係が無関係とは言わないけれど……

 直結はしてないと思うよ。


 直結してないって言える理由があるんだけれど……

 それは、企画と予算と調整と稟議が関係してるんだ。

 その、企画と予算と調整と稟議って、もしかして、知らない人、多かったりする?

 その部分、私の知識の範疇で良ければ書くけど……


 需要、あるかなぁ……


 ま、いいか。

 需要なくっても。

 エッセイのネタがないからね!

 誰しもが「知ってるがな」という事でも、毎日更新する為に書いちゃうぜ!


 って事で、じゃあそこらへんについては次のエピソードで書こうかな。

 今回はここまで。


 以上! それではね!!

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