第一稿を提出するよ!

 さて。

 出版する出版社さんは選ばせていただいた。

 なので、こっから本格始動です。

 まず何をするかってーと。


 第一稿の提出です。

 出版社によっては0稿ともいうんかな。

 他の所の事は知らん。


 提出形態については、出版社ごとに違うと思うので、参考にならないかもしれないけれど、私の場合は、って事で話をします。


 私の場合、提出はテキストデータでした。

 これは、もともと電子で書いてるから何も問題はない。


 カクヨムからバックアップファイルをダウンロードする。

 そして、各テキストファイルを開いて、1つのテキストファイルに結合していくだけ。

 ただ、カクヨムのバックアップテキストデータは、ファイルの先頭に、エピソード名や文字数等の情報が入ってるので、単純結合ではなく、本文部分を抜粋して結合していく事になるけどね。


 それは問題ないんだよ。

 すぐに終わった。


 私の場合の問題は。


 Amazon出版との差異だった。


 Amazon販売の為に、私は目を皿にして誤字脱字、表現の矛盾、云々かんぬんを直してった。

 しかし。

 面倒くさくて、WEB版に反映させなかったんよ。


 なので、そもそも、Amazon販売版とWEB版には、微妙な差異がある。


 じゃあ、Amazon販売版をテキスト化すればイイじゃない、となりそうなモンだが。


 Amazon販売版は、Wordの機能をゴリゴリ使ってて、記号やその他が、全部環境依存文字に変換されてるんよ。

 また、英数字は全部半角に統一した。これは、Word上で縦書きにした時に、意図して見た目を変える為だった。


 また、Amazon販売用に、空行もバスバス削ってった。


 Wordからテキストにエクスポートすると、環境依存文字が全て『?』に変換されてしまうので、ソレを直さないといけないのと同時に、半角英数字も全角に直さないといけない。

 全部を目視で拾い上げるのは困難を極めます。


 だからといって。

 カクヨム版は誤字脱字矛盾を目視確認しながら再度変更しなきゃいけない。

 また、カクヨム 特有の、傍点、ルビの仕様も変更しなければならない。


 どっちも目視確認。


 無理やで(穏やかな微笑み


 って事で。


 私がした事は。


 カクヨム バックアップを結合させたファイルと。

 Amazon販売版をテキストにエクスポートしたファイルを。


 WinMergeウィンマージというソフトで比較して、差異の部分を目視確認しながら修正していく、という作業です。


 実は、WinMergeウィンマージは仕事でよく使ってるソフト。

 契約書の前回からの修正点の洗い出しや、ソースコードの比較等にも使ってる。

 二つのファイルを比較して、その差異を色付けして分かりやすくしてくれるソフトです。


 ありがとうWinMergeウィンマージ様!!

 お世話になっております!!!


 コレを使って、第一稿を作ったよ。

 地味に時間かかったわ……

 まぁ、再度全部読み返して、都度都度修正するより全然早いしね。

 あと、色で差異の場所を教えて教えてくれるので、漏れも少なくなるし。


 って事で。

 それを第一稿として提出しました。

 ……ああああ、赤が怖い……


 ここは編集者さんと最初に認識合わせしたんですが、基本、主人公の口調は直しません。

 口は悪いままです。

 何故なら、ソレが、この作品のキモだからです。

 ただ、多少、調整はするかもね。

 分かりにくい罵倒から分かりやすい罵倒に変更したりとかね。(※罵倒はする


 応援メッセージでも散々言われたんですけどね。

 主人公、口が悪すぎるって。

 でも不思議だよねぇ。

 何で某作品の、麦わらの彼とか三刀流の彼とかコックの彼とかは『口が悪すぎるから受け入れられない』って言われないんだろう。何故口の悪さも含めすんなり受け入れられるのだろう。

 なのに何故、この作品の主人公は、そうじゃないんだろうねェ。


『そりゃ魅せ方に雲泥の差があんだろうが』

 と言われたらグゥの音も出ないんだけど。


 まぁ、その、受け入れる・受け入れないの感覚の違いを意識させる為に、わざとそういう風に書いたんだけどね。


 なので、基本ソコは譲りたくないのです。


 まぁ、まだ変更点指摘されてないけどね。

 まだ提出しただけ。

 確認作業はこれからでしょう。


 実は、事前にちょびっとだけ変更希望点を確認してて。


 主人公とアティのエピソードを追加したいね、という部分については、共通理解があった。


 アティが主人公に懐くのが、早過ぎんねん。


 WEB公開してた頃は、考えながら書いて、書きながら考えてて、もうそこまでの余裕はなかったけれど。

 通しで読むと、少し、アティがチョロ過ぎる。

 なので、懐くまでのエピソードを増やしたい。

 これには、編集者さんも同意してくれた。

 が。


 なにぶんよォ。


 どんなエピソードを追加したらいいのか思いつかないんよォ。

 なので、編集者さんに『編集部の子持ち編集者さんに、チビッコとのエピソードがあったら教えて下さい』とお願いしといた。

 ネットで拾えるネタにも限界があるからね。

 こういうのは、直接の経験談に勝るものはないんさ。


 まぁ、完全に他力本願ではマズイと思うので、自分でも追加エピソードを考えますけどね……


 うーん、どうしよう。


 取り敢えず、第一稿の確認待ち。

 合間に、イラストレーターさんの捜索と、チビッコ懐きエピソードの調査検討をやります。


 ああ……ゼルダもやりたい……


 って事で、今回はここまで。

 以上!

 それではね!!

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