概要
転がったのは溺死体に焼死体、連続殺人事件にキッチリけりをつけましょう?
高校3年の咲見崎(さみさき)サヤが川のほとりで溺死体となって発見された。探偵事務所の白川(しらかわ)所長に、「咲見崎が死んだ理由を潜入捜査をしないかい?」と井波田(いなみだ)は言われ、その1週間後には咲見崎の通っていた学校に転校していた。
転校したクラスの北倉 澄香(きたくらすみか)が万引きする寸前で、井波田はそれを止める。鬼記島(ききじま)先輩たちが北倉に命令していたのだ。理由を知った井波田は北倉を守るため、鬼記島先輩たちを圧倒的な力で叩きのめす。
鬼記島先輩たちは無海住(むかいずみ)教頭と強固な繋がりがあった。井波田は3年前の墨乃地(すみのち)先生の火災事故と思われていた件も気になり調べ始める。その捜査の様子を告げ口されたことで、井波田はまたしても転校させられることになった。この事件に関
転校したクラスの北倉 澄香(きたくらすみか)が万引きする寸前で、井波田はそれを止める。鬼記島(ききじま)先輩たちが北倉に命令していたのだ。理由を知った井波田は北倉を守るため、鬼記島先輩たちを圧倒的な力で叩きのめす。
鬼記島先輩たちは無海住(むかいずみ)教頭と強固な繋がりがあった。井波田は3年前の墨乃地(すみのち)先生の火災事故と思われていた件も気になり調べ始める。その捜査の様子を告げ口されたことで、井波田はまたしても転校させられることになった。この事件に関
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!探偵見習いと共に謎を解け!
探偵事務所に押しかけていた井波田君に、ようやく雑務ではない仕事が与えられた。
それが潜入、そうして彼は転校をして、謎を解くことになるのだ。
聞き込みをするうちに、事件はもうひとつ姿を見せてくる。ではそれと、今回と、何が繋がっているのだろう。
と、こう書くと重苦しく聞こえるかもしれないが、そんなことはない。この作品、実に軽快であり、けれど心情の描写に手抜きがない。
この作品は読んでいると、一緒に謎を解いているような、そんな気分になれるのです。
徐々に見えてくるもの、隠されているもの。明かされていくものには次へ次へとページをめくる手が止まらなくなります。
一緒に謎を解いてみてください。あなた…続きを読む - ★★★ Excellent!!!これからの展開に期待して
「学園ミステリ大賞」応募作です。
探偵社で雑用をしている井波田くんが、とある学校への潜入捜査を所長から言い渡されます。すでに転校の手続きは済んでおり、半強制的な形でです。
初対面でアリバイを聞くなど素人丸出しの井波田くんは、クラスの人気者の北倉さんの窮地に直面します。
それを華麗に対処して、教師陣や生徒たちからアリバイや事情を聞き出していきます。質問するたびにどんどん探偵らしい聞き込みが出来るようになった井波田くん。
そして持ち上がる、ある先生の事情がこれからの推理に与える影響とは。
──とここまでの、展開と文体の軽妙さが、筆者の持ち味です。
この先、どのような展開を見せて…続きを読む