エピローグ 光琳覚醒×次の戦い

 光琳side

 ユカエルの血を飲んだ瞬間、心臓が大きく脈うち立ち上がる。


「さあてとやりますかね」


光琳は左手から長い包丁を出す。


「あらあら、どうするのかしら」


 笑顔でマリエルは光琳の戦う様子を見る。


「はあああ」


変異したオーガを斬ると真っ二つに切る。


「え?」


 マリエルは呆気なく変異したオーガを切ったことに戸惑いの表情を見せる。


「はああああ」


 二体目の変異したオーガも真っ二つに切る。


「は?」


マリエルは状況が理解出来なくなっている。


「次?」


 光琳は魔術師にめがけて行く


「い?」


 魔術師は光琳に目掛けて赤い石を投げて身体にあたるも効果が発揮しなかった


「い!?」


 魔術師は驚きながらその場から逃げようとすると矢が足元に刺さり身動きがとれなくなる。 


「はああああああ」


 魔術師はシールドを展開して防ごうとするもバリンと簡単に割れて真っ二つに切られ倒れる。


「………ふう」


 光琳は一呼吸して、武器をしまう。


「………どうして?どうして?なんで異世界スキル無効化をされていたはずなのに、なんで光琳ちゃんのスキルが発動しているの?」


「異世界スキル無効なんて覚醒すれば簡単に対処出来ますよ」


「どうやって対処したんだ?」


「簡単です。異世界無効化スキルを切って消しました」


「………は?」


 光琳の行ってることが理解出来ない表情にマリエルはなる。


「だから、相手の異世界スキル無効を包丁で切って消しました」


「そんなこと出来るわけ」


「ユカエルちゃんの力を借りれば、私は異世界スキルを切って書き換えたり消したり上書きが出来ますよ」


「………強過ぎませんかね?」


 マリエルは処理が追い付けず疲れた表情になる。


「さて、今回は私たちが勝利はしたので、マリエルさん、さっさと帰りな」


「………はい、わかりました」


 落ち込んだ様子で素直にマリエルは帰る。


「ふう、終わったなあ」


 光琳は大の字になり倒れる。


「やっぱり反動がでかいな」


「こうちゃん!!」


 倒れた光琳に抱きつく。


「ユカエルちゃん」


「うえええん無事で良かったよ」


「ああ、何とか生き残れましたね」


「う、こうちゃん、久々にあえて良かったよ」


「私も会えて嬉しかったよ」


「こうちゃん助けてくれてありがとう」


 笑顔でユカエルはお礼をする。


(ユカエルの笑顔を守りたい)


「こうちゃん、どうしたの?」


「なにもないよ」


「そっか」


お互い笑顔になり立ち上がり歩き始める。


(ユカエルを守り続けないとな)


 光琳は次の戦いに向けて考えながらみんなに合流をする。



























どうも作者です。ここで一度完結になります。


最後まで見て頂きありがとうございます。


完結済になりますが、あとがきやおまけとか色々と書きたいことあるので書いていきますのでよろしくお願いします。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

現代にモンスター、ダンジョンが出現した世界で、介護士は「モンスター退治」×「ダンジョン配信」×「訪問介護」をする。 牧村和樹(グレイレッド) @gurei0507

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ