第17話 男介護士×仕事、戦いの準備、修行、

 光琳side


 教会の掃除を終えて、美菜菊の部屋の環境作りをして行った。


「ふう、これで大丈夫だな。ミカエラ」


「ありがとう、こうやん」


「どういたしまして」


「さて、こうやんは、この後はどうするんだ?」


「………私は変異モンスターに向けて奥のダンジョンに潜ってスキルや力を磨こうかなとおもっているが」


「まだまだ、強くなる努力をするんだな」


「そりゃあな、ユカエルちゃんやイルシアを守るためには、強くあるのに越したことはないからね」


「こうやん、本当ユカちゃんのこと大好きだな」


「………ああ、悪いかよ。ミカエラ」


 光琳は照れ臭そうな表情をする。


「こうやんはユカちゃん一筋だね」


 悪戯じみた笑みをミカエラはする。


「………」


 光琳は無言になる。


「こうやん、がんばれよ」


「ああ、がんばるさ」


 お互いに話を終える。


「さてさて、ミカエラ、私は仕事しつつ修行してるからちょくちょく顔出しには来るからな」


「………ああ、こうやん、あたしのところは訪問する数減らして良いよ」


「え?」


「何というかさあ、あたしも何かして、出来るようになりたいからさ」


「ミカエラ、異世界人だから別にしなくても」


「あたしも誰かのために何かやりたいの」


「了解、がんばれよ」


「でも一週間に2回ぐらいは顔出しなさいよ、こうやんも危なっかしいし心配だからね」


「………そんな、危なっかしいことしてないでしょ。ミカエラ」


「こうやんは、モンスターと戦っている時点ですでに危なっかしいことしてるでしょ」


「………確かにそうだね」


「とまあ、生存報告がてら絶対2回は来ることね」


「了解」


 光琳はうなずく


「それじゃあ、ありがとうね。こうやん」


「なんもだ、何かあったら相談してね」


「こうやん、気をつけてね」


「はいよ」


 光琳は教会を出ていった。


ミカエラside

 光琳がいなくなり静かになる。


「………みなちゃん、これからよろしくね」


 ミカエラは声をかける。


「はい、こちらこそよろしくお願いします」


「さて、こうやん、いなくなったし女同士の話をしますかね」


「は、はあ」


 急に距離をつめられて、美菜菊はとまどいの表情を見せる。


「さて、みなちゃんは外に出たいよね?」


「そうですね。出来れば出たいですね」


「………出る方法はあるんだけど聞きますか?」


「お願いします!!」


 美菜菊がすぐ反応する。


「………すれば行けるし戦えるようになるよ」


「ええと、それはつまり」


「どう、かなり大変だけどやって見る?」


「はい、やります」


 美菜菊は即答する


(こうやんは知っていたはずなのに、提案はしなかったということは、みなちゃんには参加させたくないんだろうね)


「………」


 美菜菊は手を軽く握り小さくガッツポーズをしている。


(みなちゃんは純粋だからこそ、スキルツリーに濁りがないし綺麗だからこそ、あたしは何とかしたいんだろうね)


「ミカエラさん、いつからするんですか?」


「ああ、みなちゃんの体調整い次第で良いから声を掛けてね」


「じゃあ、今からお願いします」


「スキル開花したばかりなのにがんばりますね」


「ただし、かなり危険だからね。あたしの言う通りにしてね」


「わかりました」


 こうしてミカエラと美菜菊は光琳に内緒で何かをしようとしていた。






























------------------------------------------------------------------------------------作者「次回から新章です。よろしくお願いします」


マリエル「おいおい、作者よ」


作者「はい、なんですかね?」


マリエル「………マジで現在進行形(今書いてる日付は2023年6月29日)でイカれてることしてるのは、わかってるよね?」


作者「え、何かヤバイことしてますかね?」


マリエル「………とりあえず◯なない程度にがんばれ(流石にこんな無茶ながんばりを見たら何も言えないじゃない)」


作者「はい、ゆるくがんばります(がんばりたくない)」


マリエル(前言撤回、しくじったら変異モンスターのエサだね)


作者(あれ?何かヤバイ寒気がするんだが)

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