裏4話 謎の少女(マリエル)の独断と偏見による無能な人への罰
マリエルside
とある地下で何人かが話し合いをしていた。
「さて、どうしますかね?」
「と?言いますと」
「私たちも異世界人にされる可能性はありませんかね?」
「わしらが何をしたんだ?」
イライラした表情を見せる。
「別に何もしていないのにな何故か不安に潰されそうになる」
「私も同じくですな」
「何なんですかねこの感覚」
ここにいる。複数の人間は投資家達であり、裏で暗躍する者達の集まりである。現状の世界を観察して過ごしている。
「私らは地下の核シェルターで安全な場所で過ごしているはずなのに、何でこんなに不安だけが一人歩きしてるような感覚は」
「まあ大丈夫なはずだ」
「そうですな」
「とりあえずお酒でも飲んで楽しみましょう」
「やあやあ、こんな早くからお酒ですかね」
「!!!」
全員が少女がいつの間にか後ろにいたことに驚く。
「どうもどうも皆さん!!」
「き、貴様は何者だ?」
「わたくしは、いつも空から話しをしてる声の主です」
「っく!」
男はおのおの後ろにおいてある剣を取る。
「あらあら、異世界の剣を持っているなんて」
「万が一のためさ」
「あなたたちに、わたくしを◯せるかしらね」
「はあ」
一人が剣を握り飛びかかり切り裂こうとすると彼女の身体に傷がつき血が流れ床に飛び散る
「あら、良い切れ味ね」
少女は血を流しながらほほえむ。
「このまま◯ね」
「ふふふ、でも残念」
「え!?」
男は何かが身体全身をハリネズミのように刺し貫かれ、生きたえ、異世界人になる。刺された物は少女の飛び散った血液が針状に伸びていた。
「………あなたは無能ではあるけど、勇敢だから特別サービスだよ」
「………」
異世界人になった男は無言でうなずく。
「さあて、他のかたは何もしないんですか?」
男達は、みんな余りの恐怖で動けなくなっており、剣まで手から落としている。
「………つまらないな、わたくしは血を出してここまで追い詰められているのに何もしないなんて」
「私たちが何をしたんだ?」
「え?」
「私たちは裏で社会を支援して支えて来た者だぞ」
「そうだそうだ、私たちは罰っせられるような詰みを!?」
目の前に少女が立ち、話をしている男に触れると無言になりガタガタと震え、痙攣をして泡を吹き失禁して倒れる。
「たくさん野菜茹でる感じでたくさんのアクが出て来たね」
「!!」
剣を構え後ろから心臓目掛けて刺すとあっさりと身体を貫いた。
「や、や、やったぞ!」
「おめでとう」
「え?」
後ろから声が聞こえ振り向くと無傷の少女が立っていて男の身体を触れると立ったまま失神をする。
「さてさて、触れて調べて見たけどあなたもたくさんのアクしか出ないね」
「わ、わたしは何も」
「あなたは裏で命令して排除したり、社会的弱者をおもちゃのように壊しまくって◯しまくったりしたからね」
「そんなことは」
「じゃあ触れても良いよね?」
「いやあ!ごめんなさい、ごめんなさい」
男は余りの恐怖に土下座をする他の者も生き残るために命乞いをする。
「………まあ、命だけは助けてあげる」
「「「「「「あ、ありがとうございます」」」」」」
「………ただし」
「あああああ」
突然、男達は悶え苦しみ始める。
「あなたたちの今までやった罪や痛みを受けて貰います」
「ぐああひあからはな」
「それに耐えたら許して上げる」
「あなやさこやはそやはさのゆ」
みんなわけのわからない言葉を叫び続ける。
「ふふふ、まあ聞こえてないと思うけど、耐えられなくて恐怖に支配されたら異世界人ではなくモンスターになるからね」
男達は身体が変化して、モンスターへと変わり果てる。
「あら?」
一人だけ恐怖と絶望に耐えながらかろうじて意識をたもっている。
「………」
男は無言で少女を睨み付ける。
「ふふふ、あなたいいね」
少女は惚けた表情をする。
「………」
惚けた表情を見ると石のように身体が動かなくなる。
「特別に人間のまま人形として使って上げる」
「………」
身体が意識とは裏腹にうなずく。
「さあてと、まだまだゴミクズはたくさんいるからね。もっともっと異世界人にして、異世界を作らないとね」
少女は煙のように消え去る。
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