裏2話 謎の少女による。独断と偏見による無能な人への罰

 ???side


 政府と投資家があるビルに集まり高級なワインを空けてる。


「いやあ、うまくいきましたな」


 どこにでもいそうな小太りでお腹が出ているはげがワインを飲んでいる。


「全くですな。政策、施策もうまくいってますしね」


「そうですな」


「これで、私たちの安全は確保しましたな」


「ハハハ、そうですな」

 

 笑みを浮かべお互いにワインを飲む。


「しかし、3年前にいきなり社会的弱者を切り捨てる政策を打ち出すとは思いませんでしたな」


「あれは想定外ではありましたな」


「でも、ある程度はあなたのシナリオ通りではないですかね」


「ハハハ、そうだな。おかげで儲けさせて貰ったからな」


「えぐい手を使いすぎですよ」


「ハハハ、私はなんだって手段は選ばないし、下の人間を切り捨てる」


「確かにそうでないと生き残れないからな」


「さあて、後は下の者が厄災級モンスターが倒して世界が平和になるまで高みの見物ですな」


「そうですな。万が一も備えて地下にシェルターもありますし、食料の確保や設備はしっかりと調えていますしな」


「まあ、せいぜい下のゴミどもよ厄災級モンスターねの為に捨てゴマになるといい」


「その話わたくしも聞かせて欲しいかな」


「「え!?」」


 2人は突然少女が表れたことに驚く。


「な、警備は?」


「え、あの人達のこと?」


 警備のほうに目線を向けると、目の光の色が失われ虚ろな男が3人いた。


「はあ!?」


 男は懐から銃を出し迷いなく銃を少女に撃つ。

 銃の音が部屋全体を響き渡る。


「………え!?」


 少女は無傷だった。銃の弾が床に落ちている。


「ひい、ば、化物」


 もう一人の男も銃を出し撃とうとする。


「邪魔!」


「へ?」


 男の身体が変化して行き姿が変わり始める。


「わ、わ、こ、これは」


「貴方見たいな人は、モンスターでこの世界で生きると良いよ」


「@%??@%/#/%@?」


わけのわからない言葉を発してパニックになる。


「うるさい黙れ」


 少女が言葉にするとモンスターが無言になる。


「さあて、静かになったので、お話をしましょうか」


「………私はお前などに話など!?」


 なぜかわからないが足の感覚が消えていく。


「あらあら、どうやら、異世界ルールは貴方を取り込みたくてしょうがないようだね」


「ひい、た、頼む、助けて」


「無理だよ。今までやって来たことは、この異世界では見続けていたことだからね」


「お願いします。頼みます」


 涙を流し震えながら土下座をする。


「………異世界ルールはね貴方のような無能な人間をどんどん食らう為のルールなんだよね」


「え?」


「だから、貴方たちがやって来たことは、全て裏目な政策、施策をして来たんだよ」


「どういう!?」

 

 男の耳元に少女は小さな声で話をする。


「あ、あ、あ、あ、あああ」


 男は悲痛な叫びと涙を流す。


「自分のことしか考えないお馬鹿さん達しかいないとね。世界は簡単に崩壊するのよ」


「ああああ」


 男は涙を流して行くうちに衣類も変わり目の光が失われ虚ろになる。


「さてさて、無能な人達をどんどん異世界人、モンスターにして、少しずつ平和にしないとね」


 少女は笑顔になる。


「現実世界は醜いね。早く全部、異世界化して異世界人にしたいな」


 少女は笑顔で呟く。





















どうも作者です。


次から新章ですよろしくお願いいたします。

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