第5話 男(介護士)×仕事を開始する
どうも作者です。用語に関する説明多めです。
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「なかなかしんどいこと頼むけど、そういうことかな?」
「ええ、そういうこと」
イルシアはカバンからいくつか道具を出し男に渡す。
「それじゃあ
イルシアの目付きが変わる。
「はいよ、了解」
渡した道具に触れる。
「OKそれで行けるはずだよ」
「ありがとう。何か必要になったら声掛けるからね頼んだよ」
「はいよ」
男は家に入ろうとする。その家は都市にあるには浮いている。木の家であり異世界にある村のような感じである。
「こんにちは」と静かに、挨拶をすると寝息を立ててお婆さんが寝ている。
(さあてやるぞユカエルよろしく)
ユカエルに血圧計、体温計を渡す。
「あいよ」
ユカエルは即座に寝ているお婆さんに声を掛けてバイタルを計る。
「さて、私はと」
男は家の中を確認する。
「やっぱないか仕方ない」
男は左手からオムツと尿取りパット(※オムツに一緒につけるもの介護だとその人の尿量にあわせて使います。ご家族によっては家で暮らしているものの仕事だったりで定期的な交換が厳しい時があったりする為、訪問介護の場合は、訪問出来る時間で大体は朝、昼、夕で交換します)
「さてさて」
オムツと尿とりパットを置き、お尻ふき(濡れたティッシュ)ディスポ(ビニール上の滑らない手袋です。イメージ湧かない人は調べて見てね)を左手からだしオムツ、パットをひろげて広げたオムツの間に広げたパットをセットして使いやすいようにユカエルに渡す(パットオムツのイメージ湧かない人は調べて見てね)
「ユカエル準備OK頼む」
「はいはい」
ユカエルはお婆さんに声を掛けると少しぴくっとされ小さくこくっとうなずき慣れた手つきで布団を取り、ズボンを脱がし身体の向きを右側の手すりに掴まり横を向いてもらい、向いてる間にディスポをつけてテキパキとオムツを交換し始める。
「こうちゃん、床ずれ用のバンドエイド、後、洗浄剤(◯フティ、他にもあります。イメージ湧かない人は床ずれ用の洗浄で調べてね)ふたの真ん中に穴空いたボトル頂戴、お湯は用意出来ないだろうから水で」
「はいよ」
即座に左手から出てきて用意して、真ん中に穴が空いた500ミリの空ボトルに水を入れすぐに全部用意してユカエルがすぐ使える用にして邪魔にならないようにおく。
「床ずれ(骨が出っ張っている部分の血流が 悪くなることによって起きる皮膚の変化。 褥瘡(じょくそう)といいます。 皮膚が赤くなる→皮膚がむけてしまう→傷が深くなるといったように進んでいく。一応主な原因は寝返りが出来なく同じ体制の状態のままになったり、シーツのしわとか栄養不足とかの兼ね合いでなったりする可能性が高いです)があるねあんまりよろしくないね、これはかなり痛い奴だね血が出ているね」
「後、必要なのは?」
「水分が足りなくて脱水症状の可能性あるから、ボックスにあるなら補水液(飲むことで点滴の器具や設備がない場所でも素早く不足した水分や電解質を補給できる。下痢や嘔吐、熱中症時の軽度から中等度の脱水状態の改善に使われる)と介護用のストロー付きカップもねあるなら出して、オムツの中を見る限り尿の色が濃い色で尿の出が少なくて身体が熱がこもっているね」
「了解」
光琳は即座に右手から何もないところからペットボトル500ミリの補水液と左手で介護用のストロ付きカップ(イメージ湧かない場合は調べて見てね)を出してカップに入れてユカエルに渡す。
「ありがとう」
ユカエルは床ずれ部分を素早く洗浄処置をして穴の空いたボトルで水で洗い流しティッシュで水分を拭き取り床ずれ用のバンドエイドで保護する。処置してる間、お婆さんはビクッとする。痛みがあるんだなとわかる。
「良しお婆さん向き変えて、後、こうちゃん、お米入ってるならあるならお粥とか作れたら作ってなかったら生成して頂戴、薪の釜戸あったでしょ」
お婆さんの身体の向きを戻している状態でユカエルは指示をだす。
「はいよ」
光琳は台所に行き、右手からお粥パックを出し、鍋に水を入れてすぐ準備して薪に火をつける。
「準備OK、ユカエル出来るまで見ていて」
「はいはい」
「さて、ユカエル外に出るね。私が来るまで出ないようによろしく」
「え?どうして?」
「モンスターが近づいて来てるからだよ。イルシアにも声掛けて家に避難して貰わないとな」
「………了解、何分後に来るの?」
「体感だと2、3分かな」
「………了解、怪我しないようにね」
心配そうな表情をユカエルはする。
「はいよ、ユカエルもお婆さんのことしっかり見ていてくれ」
「はいはい、がんばりなさい」
「ああ、ゆるくがんばるさ(本当はがんばりたくない)」
光琳はドアを開け外に出る。
どうも作者です。説明色々多くて申し訳ないです。
色々説明箇所作らないとわからないかと思い色々と書いてしまいましたな。読みにくかったら申し訳ないです。
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