第8話 男(介護士)の戦闘×謎の声再び
光琳side
「さてさて、溜めもOK、後は透明化」
(後はどのタイミングで発射するか)
空中に浮いた30本の竹串は色が透明のなり景色に溶け込んで行く。
(さてさて、発射方法はこれで)
左手から良く学校の教室に置かれてそうな箒を出す。
(箒を強化)
箒の色が変化して行く。
(さてさて、もうちょい効率の良い方法あると思うけどね。私は同じ手順で戦えないからな)
バラバラに浮いてる竹串をひとまとめになり光琳のところの近くにまとめる。
(選択肢として、他にも来る可能性もあったが、特に大丈夫そうなのでひとまとめで硬質、追尾、貫通、爆破)
竹串が心で思ってる追尾、貫通の単語に反応する。
「さて後は、異質化してと」
異質化モンスターは現実世界の物に敏感であり、現実世界の空気に大きく反応したりして、モンスターの闘争本能を刺激する。又、現実世界の物や建物も匂いなのかモンスターは破壊したりする。建物や異世界化する。ある程度モンスターがそこの都市、区画を破壊しつくしたらその場所が異世界化して異世界の建物になる。そうなった場合、生活のライフラインとなる電気、ガス、水が使えなくなる。この情報は、掲示板で公式の部隊が書き込んだものである。
モンスターは異世界化した物を現実世界で真似して作っても、モンスターは匂いなのかわかるようだ。その為、武器、防具は真似しても意味がない。実際に試したら全く攻撃が通らなかったとのこと、防具も試して耐久を調べたところすぐ壊される。この情報も掲示板の公式の部隊が書き込んでいたものでもある。(掲示板は便利ですな)
説明が長くなってしまって申し訳ないが、光琳は特定の道具や食料、消耗品を異世界化させることが出来る。ただ、それでもモンスターは現実世界の物を異世界化しても敏感である。これは光琳的には些細ではあるが反応速度とか攻撃受けた際のダメージは変わるとのこと。
他の人にとってはわからないレベルの話である。光琳の異世界化と異質化の違いは能力の手順が違うこと異世界化は左手にアイテムボックス無限にストック出来るらしい異次元空間(一応、本人がどれくらい入るか試したがわからないらしい。
素材、物、食料がどれくらいストックされてるかは頭の中で思い浮かべれば数字はどれくらいかがわかるらしい)に入れて出すことで即座に異世界化出来る。
入れてる際は品質が落ちたり腐ることもない(本人お試しで確認済)。
異質化に関して左手で出した物を異世界化した状態で出して異質化しなければ行けない。異質化させるには本人の体感時間になるが物の大きさにもよる今回の竹串なら約3秒ぐらいで出来る。
「さて準備完了、行きますかね」
箒を両手で持ち、一呼吸する。
「はああああああああああ」
声を上げ30本まとめられた竹串をバットを振り回す感じでフルスイングすると30本の竹串が高速で飛び空中で拡散する。
「???」
5体の鳥系(カラスを大きくした)モンスターは気付く様子もなく6本ずつ命中して体内が爆発をおこしそのまま地面に落ちる。
(よしよし、後は他にいないかな)
光琳は回りを見渡す。
(大丈夫そうだな、さて戻りますか)
「やあやあ、どうもどうも」
良くわからないところから声が聞こえる。
(この声は確か3年前に聞いた謎の声)
「皆さん3年間いかがお過ごしでしたかね」
(ここで謎の声が来たということは痺れをきらして厄災級モンスターを放つ気か最初のメッセージの段階で待つのが嫌いそうな話していたからな)
「さてさて、それじゃあ早速本題に移るかな」
(現状今から厄災級モンスターを放たれた場合かなりしんどいがユカエルちゃん、イルシアだけは守りきる)
「いやはや、私は世界人の弱さとやり方に大きく失望したよ。つまらなすぎるね」
(え?)
突然、世界人を蔑んだ。
「はっきり言うが3年間で全然強くなってないし、このまま厄災級モンスターを放てば間違いなく、世界のほぼ全てが異世界化、異世界人になってしまう」
(まあ、確かにそれは感じたけどな、実質世界中の人はどう考えてるかわかりませんが、この程度の強さがあれば勝てるという基準で決めている節がある)
「とまあ、今回はわたくしにも反省点はあったからね」
(男っぽい声かと思ったが女性かな?)
話し方に光琳は疑問を持つ。
「もう一度言いますが君たちの今の力では厄災級モンスターを倒すことは不可能である。だから倒す為のヒントを最初に与えたはずだがちっとも理解してないのが残念だよ」
(まあ、確かにヒントは出していたけどね。ただ、そのヒントに気づいた人はどれくらいいたのかな?)
「とまあ、本来なら今年中には厄災級モンスターを放つ予定だったが予定を変更することに決めた」
(変更?ということは厄災級モンスターはまだ来ないのかな)
「世界人はどうやらある程度の難易度の高いダンジョンや強いモンスターを倒せたことで(もう大丈夫)と思ってる節があるので段階を踏むことに決めたよ」
(段階?)
「変異、亜種モンスターを放つことに決めたのでよろしく」
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