今宵も月と、よろずがたり
邑楽 じゅん
雑記的なもの
唐突に始めよう
今宵も月に一献――。
というわけで、邑楽じゅんです。
初めましての人もおなじみの人も、宜しくお願いします。
いきなりのエッセイ。
理由はちゃんとある。
カクヨムを初めてぼちぼち一年になろうとしている。
もともとは公募勢として、web小説にはあまり興味が無かった。
でもせっかく書いて応募したものの、散っていった作品を供養してやらないと可哀想かな、と思い立ち、一番使い勝手の良さそうなカクヨムを始めた。
しかし生来の天邪鬼で、群れるのも流行りに乗るのも嫌いな、困った性格だ。
オマケに自分は書く専だから、相互フォローも星もよくわかんないなぁと、サジを投げていた訳だ。
無頼派ですよ。勝手に太宰気取りです。
でも天下の太宰先生と、底辺ニヒルインディーズワナビでは、天地の差があるのは自明の理だった。
大反省。
最初の頃はそれでも反響が得られたことに嬉しくて仕方なかった。
でも、当然ながら頭打ち。
そりゃそうですわいな。
そんな中、いつも公募作品の下読みやアドバイスをくれる友人から叱責を受けた。
「ちょっとは営業ということを考えないとダメだよ」
仰る通り。
じゃあ、営業ってなんだろう? 大衆にウケるということか?
かと言って、私は異世界ものや、なろう系――。
俗に言う転生、チート、ハーレム、ざまぁ、追放系、成り上がり、スローライフ、VRMMO、冗長で説明気味な長文タイトル等は決して書きたくない。
個人的には拙作「あの娘に『すき』と言えないワケで」「太陽が2個あってもいいじゃない!」すら、ギリギリの長さだ。
いや、極論言えば作品なんて作者の妄想の産物だけどさ。
仮に上記の要素があったとしても、少し不思議で少し変な事に巻き込まれるけど、一生懸命に頑張る高校生とかの若者が好きなんだよ!
という訳で、まずは出来る事からと、このエッセイを始めた。
どういうことか。
私は公募勢なので、作品のストックがある時は連載が出来る。
でも終了したら、次の作品が生まれるまで――どっかの賞で落選して供養するか、公募に出さずボツにした作品が出来るまで、邑楽じゅん個人としての全体の更新が停滞するわけですよ。
今は書き溜めた作品のストックがあるからいいが、遅筆ゆえ、じきにそうはいかなくなる。
そうすると群雄割拠、戦乱無双のカクヨムという荒々しい海賊の闊歩する大海原では、小舟はあっという間に海溝の奥底まで水没してしまう。
たまに忘れた頃、スコッパーの読み専の方が、サルベージで旧作にPVを付けてくださるくらい。
つい本日、「あの娘に『すき』と言えないワケで」を完結させたばかりだ。
言わば、またヘタをしたら数か月は蟄居・隠遁の身となる。
その間に雪は溶け、花々は芽吹き、蝶は舞い踊り、子供達はランドセルを背負い、自分は玉手箱を開けた白髪のおじいさん……ということになりかねない。
連載した作品は決してエタらない(何故なら元は公募作だから)が売りの私ではあるが、それだけでは、沈黙の期間が長すぎて忘れ去られてしまう。
ひとつくらい、ずっと継続して連載できる作品が欲しい、「連載中」というカテゴリが欲しい、自分は筆を折っておらず活動している作家であるという対外アピールが欲しい、という訳で安易にエッセイという結論に辿り着いた。
かと言って邑楽じゅん名義のツイッターはやらない。リツイートや相互いいね!が煩わしい底辺ワナビアカウントになるのは明らかだからだ。
もとより、十五年前くらいは某無料掲示板でほぼ毎日、日記を書いていた。
友人達に向けての閉じられた空間であったが、そこの文章を褒められて、こうして創作という道に辿り着いたことを考えれば、私とエッセイは相性がいいのだ。
――たぶん。
ただし、いくらかの縛りを付けたくなるのは、私の悪い癖だ。
作中で主人公に特定の文字を言えなくさせて推敲に倍以上の時間を掛けたり、長野県に居る間はおやきしか食べない等の縛りドMプレイがすきとはおおっぴらに言えないワケだが、ややすきだ。
せっかくなので、更新は夜に行う。
タイトルの通り、おおむね21時~24時が更新のタイミング。
それも缶チューハイを飲みながら、一日の疲れを癒しつつ。
土曜の午前にシラフで「ふ~、今週も仕事が終わってやっと週末です」などという甘いことはしない。
いつ更新するかはわからない。
エッセイのネタが生まれた時かもしれない。
執筆にこだわらず、なるべくオールラウンド、いろんな事を書こうと思っている。
あっ、自作の解説とかもいいかもね。
でも酒の勢いはなるべく借りたくないな。
などというこの文章は、だいぶ酔って書いている。
航海は勇んで今日から。後悔は明日から。
かく言う明日は月曜日。仕事だ。
目覚ましが早いというだけで、また気が滅入る。
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