『頑張る』ができなくなってきた
7月から解決しないタスクに取り組んで、ずっと残業してやってきた。
でも、ぼちぼち無理がきかなくなった。
10月に一度診断で抑うつ状態となってしまい、『就業に配慮を要する』となっているはずなのに、会社も周囲も無理解なのか、これが世間の当たり前なのか、普通に残業して普通に働いていた。
しかし、それもダメみたい。
少々ガタが出始めてきたようだ。
それでもスーパーバイザー的なポジションの上司から、
「邑楽さん、だいじょぶだいじょぶ。まずは焦らず今のペースを崩さずに自分のことだけやりましょう」
と言ってくれていたそのスーパーバイザーが飛ぶ。
休職の連絡が入ったのは、ある日の午後。課長さんからだ。
彼もギリギリだったのに、迷惑かけていたことに反省。
かつギリギリだった彼を追い込んだ会社に不信感をおぼえる。
課長さん的なポジションの上席が、やってくる。
今後に向けてのミーティング、解決しないタスクへのPDCA的アプローチ。
人員配置やクライアントへの報告などなど……。
ところが事実は小説より奇なり。
いや、
そのエラソーにやってきて、SVのメンタルを潰してしまった課長的な奴。
二日後には自分が退職するとの通知が来る。
おいおい。どういうこっちゃ。
ということで新体制も定かではなく、新しい上席も上々席もさして職場に顔も出さないまま、走り続けている。
すなわち私のメンタルはさらに追い込まれてしまったようだ。
常に頭が痛い。鼻やのどの奥が重だるい。
脳内の深部に微熱があるような気がする。
でも発熱は無い。
とりあえず風邪薬を飲む。
それが数日続いても治らない。
おいおい、今話題のコの字のウィルスじゃあるまいて。
でも咳も無い。それ以上の発熱も無い。
ずっとダルい。
夜は眠れない。
朝は目覚ましよりもかなり早く起きてしまう。
仕方ないから眠剤を導入する。
それでも足りないから安眠サプリ的なものも追加する。
やっぱりダメなので、医師から言われた頓服ギリギリの量を飲んでみる。
ようやく睡眠時間は確保できる。
職場では次第に、改善・改革の進まないスタッフに苛立ちをおぼえる。
と同時に、自分は相当に陰口を言われているのだろうと不安に苛まれる。
電車でちんたら通勤するよりも禁止されている車両通勤でコッソリ職場に行かないと睡眠時間が確保できない。加えて昼飯はマイカーの中で食べる。食欲もないがスマホでも眺めながらパンをかじる時間が至福だったりする。
さらにさらに、ついに書くということもできなくなりつつある。
土日だとしても脳が働かない。
空想や妄想の世界に身を置けない。
あぁ、人間ってこうやってだんだん壊れていくんだ、と実感する日々。
それでも趣味を小説にしていたおかげか、ある種の傍観者として自分自身を見ているところもある。
まだ頑張れるだろ、って思うのにいつもメンタル弱い方に流れる自分に呆れているけど、これもまた仕方ないだろ、と魅惑の休職を望んでいる自分も居るし、そういう安易な想いに葛藤している自分――を観察している自分も居る。
近況ノートではない長文なので、いちおう記録という体裁でここに記すが、これから先はどうなるか。まったく見えてこない。
このまま歯を食いしばって、砂を食む想いで続けるのか。
早々に診断書だしてバケーションしちゃうのか。
ともあれ端的に言うと今はどん底って感じです。
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