なんとなく厄年が終わった感はあります

 私は他の作家さんの近況ノートみたいに「新作できました!」「第〇話投稿しました!」みたいな使い方をせず、近況ノートに小ネタを織り交ぜながら短文投稿っぽくしていて、このエッセイを2か月近くほったらかしにしたのは、わざわざここに書くまでもないほどにメンタルが低空飛行だったから。


 でも、いちおうは私にも外面がある。

 だもんで、既存作の投稿をしつつ近況ノートくらいは平静を装いながら、このエッセイ(なんの差があるのだか私自身も不明だが)は書けないくらいに仕事とメンタルが崩れてだらしねぇ輩だったわけだ。



 しかし明けて2023年である。

 私としてはまず4年前、前厄のさらに前年秋から始まる母の死。

 さらにパワハラじみた異動と休職。転職。

 そこで大きくメンタル壊す。

 加えて世間はコロナまっただなか。

 そこからずっとダメ人間だった。



 私はダメ人間。

 世間で頑張ってる人と同じ事すらできない。

 何をやっても失敗する自分。

 趣味の創作に没頭しながらも未来に背を向けて、現実に目を背けて、暗澹として陰鬱とした日々を送っていた訳だ。

 でもそういう中でも太宰とか鴎外みたいなクソ人間を露呈する文学に走らなかったのは、せめてもの救いが趣味の創作の中にあっても良いのでは、と願っていたから。

 今のご時世で言うと、露骨にブサメンや性格ブスの男女の主人公が転生した瞬間に第〇王子からの成り上がりとか、悪役令嬢って御免ですわ!みたいな話ですかね?

 それを発表したくなるほどは、私は追い込まれていなかった。


 と言うのも、周囲の家族や友人や職場の先輩とバイトのオバちゃん達はメンタル崩したポンコツで役立たずな私にも、呆れる事無く手を差し伸べ続けてくれていたからだ。

 これホント、人間の輪に感謝しかない。

 若干の人間って怖いよね系のあるあるリアルホラージャンルの短編投稿は増えましたけど。

 怖い話が怖い私は、ホラーって一番怖いのはリアルの人間だよね、って事で書くのが多くなってきましたね。



 今年はカレンダー通り短い6連休の正月だけど、ほぼ平常運転で終わった。

 明日からはまた同じ日々の繰り返しに戻る。

 でもちょっとだけ前向きに頑張れそうな自分がいる。

 厄年が終わった。

 催眠効果じゃないけど、肉体的・精神的な階段である部分をひとつ昇り終えたことで気張らず肩肘張らずオッサンできる自分にようやく到達できた気がする。


 生きてるだけで丸儲け。そうお笑い怪獣もおっしゃってるわけで。


 

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