作品メモ 短編その1
『同窓会』
2021年9月23日掲載
文字数:2,773文字
記念すべき短編1本目。
野林緑里様の自主企画『ナニカコ♥️』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054934843387
に参加させて頂いた。
タイトルと冒頭の二百文字程度をお借りして、お題あるあるのように作品の続きを書いていくというものである。
それまでは公募勢として長編ばかり書いていたので、短編や自主企画にお邪魔するのは初めての体験。
せっかくならば、と普段は三人称神視点の地の文ばかり書いていたので、一人称の作品をお借りした。
とにかく、数ある野林さまの作品の中で他の人が書いていないもの、冒頭部分だけでも尖った感じのあるものを、と生来の天邪鬼気質で選んでいった。
そのうちに『世にも奇妙な物語』的な、少しホラーで、少しシュールで、といった作風に落ち着いていった。
結果として、この作品が一番伸びたわけだ。私のマイページでは代表作になっている。その後、カクヨムの仕様で個人が自由に代表作を選べるようになった訳だが、私に短編の創作というキッカケを与えてくれたこの作品と野林さまに敬意を表して、今もこの作品を代表作にしている。
ホントはオリジナルの長編が伸びてくれると嬉しいんだけどね。
『理科の初恋』
2021年10月16日掲載
文字数:4,726文字
こちらも野林さまの自主企画『ナニカコ♥️』から。
やっぱし『世にも奇妙な物語』にしたくなってしまうのは、悪い癖。
オマケに前作が伸びたから調子に乗ってホラー系で行きたくなってしまったのは、素直に反省している。2作連続でキャラクターを殺してしまったから。
以下は分かる人だけ分かってくれたら嬉しいが、北海道のHTBで放送していた、大泉洋やTEAM・NACS、『ミスター』鈴井貴之などのオフィスCUEの面々が出演していた『ドラバラ鈴井の巣』が好きだった。
演者達が脚本を書き、ドラマ出演をし、その撮影の裏側まで放送してしまおうというバラエティードラマであった。そんな中で、当時はオフィスCUEの駆け出しであったお笑い芸人『オクラホマ』の藤尾くんが書いた脚本の短編が面白くて。
倒錯した恋によってヒロインを殺してしまう主人公。
その作品が面白くて、あれは藤尾くんの大活躍だったな、と感心している。
それも少しばかりオマージュとして、描かせてもらった。
淡い青春の恋から徐々に倒錯していくヒロインの前から忽然と姿を消した男の子、その視線の先にある紫陽花の色が変わっていた――多くを説明しなくても、お察しですよね、という作品にしたかった。
『鷹の話』
2022年1月3日掲載
文字数:2,686文字
懲りずに野林さまの自主企画『ナニカコ♥️』から。
まずそもそも、千葉省三氏の『鷹の巣とり』を調べる所から始まり(笑)。
そこからは全文を読む術もなく、あらすじや他の書評サイトで、おおよその全文を推測して、まるで中学生の夏休みの読書感想文のように、適当なイメージで千葉氏の作品を仕立てて、それをナニカコ用に仕上げるという、まさに宿題であった。
これもまた結果として、千葉氏の『三ちゃん』よろしく、事故って記憶を曖昧にさせていたのはヒロインだった、というお話。
あんまし素直じゃ無さ過ぎると、野林さまにも、フォロワーさんにも申し訳ないから、奇をてらった事をするのは辞めよう、と反省。
作品のギミックとして、『先生』と呼ばれる教員と図書館のような描写から、徐々に実はそこが病院で医師の『先生』だったと分かるようにしている。
最初と最後の読後感を変えるように仕掛けてみたが、わかりにくかったかしら?
『終わらない終わりがまた始まる』
2022年3月6日掲載
文字数:3,365文字
香鳴裕人さまhttps://kakuyomu.jp/users/ayam4の自主企画。
『問えば響く君の答え』にお邪魔したもの。
あるお題に沿って、そのお題を一言一句変えずに本文に盛り込み、作品を仕上げるというものだった、その回のお題は『終わらない終わりはありますか?』だった。
しかし、なんというか、まぁ、ビックリするほどPVが伸びない作品だった。
これぞマイ黒歴史と呼ぶにふさわしい作品になってしまった。
こういう直接的な死や、その周囲のうやむやを描写するのって、ダメね。
もしくは内容があまりにも禅問答すぎたせいかな?
否、私が単にインディーズでマイナー過ぎるからでしょうね。
こういう者に目を付けられた企画主の皆様には申し訳ないと思いますが。
でも、これでちょっと自主企画にお邪魔するという行為が怖くなりました。
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