お別れ
あいしてる
隣のあなたに呟いた
僕は死ぬよ
一度死んで生まれ変わる
冬眠したいんだ
青葉が茂る頃、また起きてくるから
だからもう寝かせてくれ
降り積もる愛の粉雪
君は何かをしたのかい
夢を見たのかい
誰かを愛したのかい
私は見ていた
君がくるしんでいるところ
いい人間になろうとしたこと
その努力が少し間違えていたことも
君も薄々そのことに気づいていたこと
自暴自棄になりかけたことを
大丈夫
大丈夫だから
安心してお眠り
知ってるよ
君がこんなことでへこたれないこと
青葉が茂る頃、その丸い目をぱちりと開け
にこりと笑うことを
神様なんだから
なんだって知ってるさ
神様
もしいるのなら、聞いて
僕は善い人間になれるのでしょうか
もうエゴに振り回されない
心の中にいる悪いやつの奸計に惑わされない
強く、優しく、清き人になりたいのです
夜に手を差し伸ばす
ただあなたの笑顔が見たい
隣で安らかに寝息を立てている、あなたの
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