素粒子

いつか体と心の粒子が、光に絡みついて見分けがつかなくなればいい。

あなたはそう言っていちご味のアイス最中を頬張って、私は今すぐ君の心臓を分解したくなった。

木漏れ日なんてただ愛を囁いているだけだよ。

ほんとうはネオン街に透明のビー玉を置いてきたんです、だってそのほうが完成されるでしょ。

でも世界ってつまらないままだね、そうほざくあの人の口をミシンで縫い合わせた。しつけ糸は丁寧に除くの。

 こんにちは、世界。ごきげんよう、愛。元気にしてる?冬にプールに浮かんでた宇宙人の表皮。

 私はとっても元気です、心配なんて俗っぽいこと、あなたはしないでね。

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