童心
おともだち みんなどこに行ってしまったの
私はずっとここにいるのに
ここにいるからいなくなったのかな
どんどん先に進んでしまって
小学生の頃が一番楽しかった
だから小学生のままでいようと思った
心は幼いまんまで
区切られた優しく楽しい子どもの国にずっといたいと
願った私が間違っていたの?
童話童謡童画のふんわりとした手触りを
死ぬまで触っていたいと思った
痛がりの私がまだずっと心の中にいる
空想の世界しか優しくない
どうして辛いと分かっていながら
残酷な物語を楽しめよう
それが現実なら 私は現実に懐疑を抱く
なぜもっと優しい世界を用意してくれなかったの
せめてもの反抗に
私は現実をより優しいところに変える運動を始める
たくさんの判断基準を持つことによって
痛みを減じることができる
私は自分に甘い 他人には普通
その甘さゆえに現実と反目し
負けてしまった
厳しさも必要なのだと 頭では分かっている
でも甘い世界を広げたいのだ
現実を受け入れるまでもうちょっと待って
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