幻臭
時々 現実世界では匂うことのない香りを嗅ぐ
これは一体なんなのか 心の内側から香ってくるのか
いい香りであるよりも 醜悪な匂いであることの方が圧倒的に多い
今日幻臭のようなものを嗅いで いい香りだったのだけれど 結局柔軟剤の香りだった
いい香りが内側からあまりしないことは私を落ち込ませる
しかし 現実世界を薫っているほうがいいのだ
どんな匂いにせよ 幻臭に囚われてしまってはいけないような気が強くする
世界の香りを嗅いでいきたい
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