競争なんていらない

正直言って、この世は影響の与え合いだし、人は自慢したがるし、資本主義に踊らされるし、もう嫌だ。市場価値で人を選んだり、結局人は自分しか愛していないし、うんざりする。この世が嫌いだ。神様が無償でくれるものしか愛せない。光とか、風とか、木々が揺れることとか。そういう自然だけを摂取して生きていきたい。難しいことは考えたくはない。もっとシンプルになんでも過ぎていったらいいのに。作った概念はすぐに用済みになる、社会には通用しない。社会で競争するように私達は教えこまされる、いつしか私達自身もその競争を受け入れて走り始める。虚無でしかない。働かずにすむだけの財産と、木々を愛でるだけの時間がほしい。それさえあったら何もいらない。老子のように暮らそう。恋なんてまやかしだ。脳に操られている。生存本能が私達を突き動かす。いつしかそういう、生き延びるためののっぴきならない感情とかを排したい。だって美しくないもの。

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