日々について

 日々はあえなく過ぎ去っていくものだ。どんなにふんばっても、あがいても、皆平等に24時間しか与えられていない。その限られた時間を、どう使うかいつだって迫られている私達は、なんだかとてもかわいそうな存在だ。一瞬いっしゅんの決断が運命を分けるっていったって、どうしていいか分かんない。直感でさえ今までの経験値の演算装置からはじき出された何かで、経験なんてもんはまじで人それぞれだから、人によって出される答えは違う。何それ。不確かすぎませんか。

 科学をする人は、そんなことないよって言うかもしんない。普遍的な答えがあるんだと。まぁそうだよね。でも私、あいにく科学の徒じゃなくてさ。

 駐在さんのお昼に食べた蕎麦のことを考えている。交番のそばには桜の木があって、おつゆに花びらが浮かんだりして。全部架空の話。

 そうだ、時間は過ぎ去っていくんだよね。みんなみんな歳をとっていくんだ。そして穏やかな魂だけが残る。草木とソウルトークして生きていくようになるのかな。分からんな。別にそんなことないかもしれん。何の話や。そろそろ寝よう。おやすみなさい。

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