ありのままを認めて

私は私のままで価値がちゃんとあると思っている

だから化粧もしないし、コケティッシュに笑うこともしない


そしてそのことを負い目に感じている

私は内心で 私が私らしくあることを貫き通していることを申し訳なく思っている

その分誰かを押しのけてやしないか


私は私でいることを許可されており

その特権性を罪悪感に感じているのかもしれない

だって私は恵まれすぎている

優しい両親に、十分な教育、温かい友達

私は恩恵を受けた分、自分が無力であることに落胆している

私は何もできない

そういう無力感を中学生のときからずっと感じてる


私は人を喜ばせられない

なぜならコミュニケーションが不得手だから

そういう能力の欠如を、私は「裏切らない」ということで補おうとした


しかし私は両親を裏切っているのではないか

しかしそんなことで怒る両親ではなかった

そのことが私をいっそう気鬱にした


私には働く能力がない

勉強はできたけれど

時間を拘束されることがそもそも居心地が悪い


私は私に自信があるので

社会に抵抗するだけの力があると思っている

社会は私に労働を求めてくるので嫌だ

そう、単に働きたくないのだ、私は

自分を押し殺して働く<自分らしくいる なのだ

いつか社会に私そのものを認められたいと思っている

できるだけ我慢しない方法で私はただあるがままを受け入れられたい

わがままかもしれないけれど、これは譲れないのだ

だから書く能力を上げていこうと思う

真に私の個性が認められるまで

私は諦めない

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