感情

いつまでも感情におどろいているから私は社会不適合者なのかもしれない

悲しみに切り刻まれ

喜びに心暖められ

憎しみに身を焦がされ

楽しさに我を忘れさせられる

感情に翻弄されることを私は望んでいるのかもしれない

愛おしさはまだきちんと感じたことがなく

だから私はまだ半分しか人間じゃない


感情はどこからともなくやってきて

どこか外の知らないところに去っていく

私は簡単に人を愛し 憎む

ちっぽけな私の両腕に抱えきれないほどの感情を

本当は私から抱きしめに行くべきなのかもしれなかった

斜に構えている場合などではなかったのかも

でも苦しくてそうはいかないのだけれど

私は感情が苦手 でも大好きだ

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