5次元のビー玉

冷却されていく、たましい

一つ気づく度に、冷えた水がお腹に流れる


穏やかに日常を送りたいわね

それがたましいにとって一番肥やしになるんじゃないかしら


秋の道を歩く少女

茶色の三編みを垂らしながら

幼なじみの男の子はやんちゃなの


スローモーション

甘い女の子の歌声が

夢を見ている


心理学の辞典を読んでいる

私だんだん賢くなっているかしら

ビー玉ひとつ目の前を横切った


環の星が空に浮かんでる

少年たちはまだ走っているかしら


暗い国と、明るい国が戦争をしている

どちらが勝つのかしら

それともいつか、仲良くなれるかしら


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