「俺サマは《救済機甲》ゼロ・イクス! 人を救う使命を持つ者だ!!」 peco
人類が滅んだ世界で唯一生き残った知性体、イクスは、奇妙な門から救いを求められて、この世界にやってきた。
人のために生まれた彼は、時に戦い、時に飯を振る舞い、人の笑顔を見ることを幸せと感じる存在だった。
「美味いものを食うと、人は笑顔になる! 俺サマはそいつが見たい!」
救いを求めるエルフのため、魔王をしばき、巨大魔獣を打ち倒し、古代文明のゴーレムをぶっ潰して快進撃を続ける彼に、エルフの姫は問いかける。
「貴方はなぜ、人のために生きるのですか?」
「俺サマがそう生きると決めたからだ!!」
これは『人を救う』とはどういう事なのかを自らに問い続ける、ひとりの少年の物語。
目次
完結済 全46話
更新
- 俺サマは《救済機甲》ゼロ・イクス!
- どこだ、ここは?
- ちょっと行ってくるわ!
- 食おうぜ!
- この肉美味ぇ!
- 肉肉肉肉ゥウウウウウウッッ!!
- せっかくの肉が!
- 半月も我慢出来るか!
- 道がない?
- 川も枯れてる?
- この清涼感は……グレープフルーツかッ!
- 満腹だ……。
- こっち来てジュース飲まねー?
- 尻尾の先くらいなら……。
- あの花、腹減ってたのかな?
- あ、ほら、やっぱり美味くなかったっぽいぜ。
- ついでに、尻尾とか切れねーかな?
- 食い物には敬意を払ってるよ。
- アレに寄生させて育ててみよっかな。
- 後は牛だな、牛!
- 美味さは正義だ!
- 甘露な魂だ。
- それが、お前にとっての救いか?
- 俺サマに、己の存在を問うか。
- 一夜干しの味も期待しとけよ!
- ミノ肉がベヒーモスより美味いか、確かめに行くぞー!!
- 遺伝子復元で、珍しいのが手に入るかもしんねーな。
- 「食えねーし、やる気起こらねーが……向かってくるなら手加減しねーぞ?」
- 「最優先救済対象を、確認。……対象自動人形を敵性存在に認定……殲滅する……ッ!!」
- 「俺サマは、引けねぇ……!」
- 「まぁ、腹の膨れるお宝じゃねーが、一応収穫かな」
- ん〜……アンコの甘み!
- 俺サマが、愛されてる?
- 俺サマは人が美味い飯を食って、笑顔でいるのを見るのが好きだからな!
- たった今、お前は俺サマの最優先抹殺対象に指定された。
- 貴様を滅してやる。覚えておけよ。
- こういう時は、甘くてひんやりしたモンを食うに限る。
- こいつは、ゼリーってヤツだ。
- 喉越し爽やかな炭酸入りっぽい感じで、めちゃくちゃ美味いから、お前らにも分けてやろうと思ってな!
- 俺サマは、創造主たる人類を、滅ぼした存在だァ!
- 俺サマこそが、救われたんだ。
- 俺サマは《救済機甲》ゼロ・イクス!! 人を救う、使命を持つ者だァ!!
- 我は、貴様の世界の魔王……根源力を溜め込み、邪神と成ったモノだ!
- なぜ、人類などを救う必要がある?
- い・た・だ・き、まぁああああああああああすッッッ!!!!
- 俺サマの答えは決まってる!
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