概要
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- ★★★ Excellent!!!虚無と偶像は紙一重なのかもしれない
人間魚雷とは、とんでもない腕前を持ったライダーのことです。驚異的な腕前で二輪車を乗りこなしつつも、あまりにも危ない方法も活用するため、恐れられていた人物です。
そんな魅力的でありながら危うい人物の追想を、著者の過去の記憶、人間魚雷本人の日記、近辺の人物への取材などから浮き上がらせていくのが、この物語の目的です。
物語の冒頭こそ現代ですが、話の中心である人間魚雷が活躍していた時代は、暴走族なんかが話題になっていた時代なので、そのころの空気を感じ取れるのかもしれません。ちょっとルポルタージュみたいな雰囲気もありますね。
ネタバレにならないように、人間魚雷というキャラクターに焦点を当…続きを読む