第43話:伝説はまだ、終わってなんかいないへの応援コメント
完結おめでとうございます。
ひとつひとつのシーンに命の燃える炎のような激しさを感じながら拝読させて頂きました。
素晴らしい小説をありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます。完成度は低かったかも知れませんが、胸の中に何十年もあった空想上の人物を、取りあえずは手に取り、目に見える形に出来たことで、何だか安心しています。伝説の単車乗り「人間魚雷」が、虚構とはいえ一応はこの世に存在するようになったのが、何だか不思議で、嬉しい気持ちです。
第42話:伝説の終焉——「人間魚雷」の死 10への応援コメント
理由も分からない、どうしようも無い寂しさが、人生にはつきまといますね・・・・・・
作者からの返信
ありがとうございます。どうやらここまで書き進めることが出来ました。あと短いエピソードを追加すれば、この、僕にとっては長かった物語も終わりです。
竹原ピストルの歌で、こんな歌詞の歌があります。
forever young
あの頃の君にあって、
forever young
今の君に、無いものなんてないさ。
だといいなあ、なんてしんみり思ったりしてます。
第37話:伝説の終焉——「人間魚雷」の死 5への応援コメント
日和る、というのは不思議な言葉ですね。意味は弱さを表すようでも使われている文字そのものはとても力強く美しいですね・・・
人間魚雷がこの文章を書いていることの理由が、伝わってきます。
書かずにはいられない、というわたし自身の感情とも重なり合うように思いました。
作者からの返信
ありがとうございます。日和る、という言葉は美しい、とのお言葉を頂きました。はっとしました。勿論ネガティブな意味で使った言葉です。しかし書いてる最中、確かに字面も響きも柔らかで美しく、同じ意味でもっと固い響きの言葉を探したのですが見付けられず、この言葉を使いました。でも@naka-motooさんにこの言葉の美しさを示されて、自分でも気付かなかったこの作品のテーマに関わる大きな示唆を得たと感じています。彼は妥協したかも知れません。敗北感に苛まれてすらいます。しかしその生き方は、人として、決して間違ってはいない。
第36話:伝説の終焉——「人間魚雷」の死 4への応援コメント
文章なのに映像として飛び込んできました。
機械なのに猛獣が走るように血が通っているように感じました。
凄い最期だと思いました。
第2話:記事「再考、人間魚雷伝説」への応援コメント
いいですね。
ライター視点で記事の様に書く。
人間魚雷の話。
確かにまるで伝説として語り継がれていそうな、ありえない存在。
そうした走り方の表現が、秀逸でした。
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます。いや、走りを文章で表現するのって、媒体的に向いてない、というかやっぱり難しく、無謀だったー!と歯軋りしたりもしました。
実際にいたかも知れない、みたいなムードは、出したいと思って書いてました。
編集済
断罪、あるいは総括と言ったらいいのか。言葉にしてしまうと、胸の奥深く根雪のようにこびりついたモノが、小さなことに見えてしまう。だけど、それでいいのだ。
中年の(たぶん)多くは、自分以外のために生きているようなものだ。勝手に死ねないといいますか。十代の頃は、いつだって死ねるとか思っていたのです。
友人の死、あるいは友人だった人の死。書いておかなければ、忘れてしまうんじゃないかって、何かそんな事を思いました。
作者からの返信
応援メッセージ、ありがとうございます。頂いたこのメッセージですが、この小説そのものよりも深いと言うか、きのこさんの心の温度に触れたような、そんな気がしました。光の届かない海の底で、静かに語られた言葉に耳を澄ませる、そんな気持ちです。
未完成でうまく生きられなかった若い頃とおっさんの今とでは、生き方も考え方も違って当然ですが、僕の場合、なんかホント別人のようで、みんなもそうなのかな?相手は謂わばガキなんだけど、もし会って話をすれば、こっちが説教するんじゃなくて、逆にその子供にこっちが裁かれてしまうんじゃないか、そんな気がするんです。
或いはこの小説の、この後のエピソードを書くことを通じて、僕は自ら裁かれたいと、内心思っているのかも知れません。
いやちょっと待てこれカッコつけ過ぎだ・・・
第28話:追走、「人間魚雷」——GS400 4への応援コメント
人間魚雷は非人道的な兵器であるという表現を聞いたことがありますけれども、つまり人間を超越した存在ということなんですね。
作者からの返信
結論から言うと、人間を超越した者として描いています。ちょっとネタバレですが、このライディングについての不思議な力は一過性のもので、遠くない未来に失われる運命にあります。人としてのささやかな自信や、他者との繋がりを得た瞬間、この神通力とも言うべき力を失ってしまうのです。私は走り屋ではありませんが、十代の中頃から過剰な自意識と対人恐怖に大変悩み、18の時に精神的な意味で「雷に打たれる」体験をし、その時の体験をこの単車乗りの物語を通じて書こうと思いました。この「神通力」は、人並みの幸せをちょっとでも手にしてしまうと跡形も無く失われて、その後それをどれほど強く求めても二度とは戻りません。18の子供が得た一人よがりな全能感、「オレはイエスや仏陀と同じ視座を得た」という根拠無きイカレタ思い込みと、人と普通に話せるようになった瞬間に味わった喪失感を、ゆっくりですが、書いています。この作品のタイトルが、その主人公の呼称が、極めて不適切なのは自分でも知っているのですが、この「人間魚雷」は30年弱腹蔵していたアイデアで、私にとって「伝説の単車乗り人間魚雷」はもうほとんど実在の人物に近く、昔思いついたそのままの名称で書いています。もし不快でしたら、申し訳ありません。また神的なものについても、或いは安易に扱ってしまっているかも知れません、すみません。しかし内面の真実を、感じた通りに書こうとするとこうなってしまいます。取り止めのない内容ですが、以上がご質問への答えです。実は私もよく分からないままこの作品を書いています。この小説の意味、或いはテーマは何なのか、そこに辿り着く為に書いている、みたいなところはあります。
第22話:深沢カケルの日記「契約」への応援コメント
ブルーハーツ。
きっと美しさの基準すら取り払うような出来事だったんだろうと思います。
作者からの返信
読んで頂き、ありがとうございます。これは実体験を元に書いています。一夜ですべての価値が逆転し、世界の見え方が変わる、ものすごい体験でした。って、アブナイ奴ですね、オレ。十代だった私の、単なる思い込みかも知れません。
でも、十代だった過去の私が、不惑をとっくに過ぎた今の私より、本当に未熟で劣っていたのか?そう考える時があります。当時の私は生命がけで自分にも他人にも厳しく、妥協や日和見主義を厳しく排斥する傾向があった為、おっさんになった今の私なんか、メチャクチャに論破されてしまうかも知れません。これもこの作品を書く動機の一つです。
第18話:追走、「人間魚雷」——TZR250/4への応援コメント
走りの描写が非常に見事です。今回は特に。
言葉だけでよくぞここまでヒリヒリと臨場感を…脱帽です。
作者からの返信
丁寧に読んで頂いてありがとうございます。走りの描写、なんか分かりにくいかなあ、、と思っていたので、今とても嬉しい気持ちです。良かった、がんばるぞ。
第8話:深沢カケルという青年への応援コメント
ここまで閲覧させていただきましたが、かっこいい、とシンプルなんですが、心の中に白い青春めいた光を感じました(^^)
暴走族というと、『worst』の武装戦線、『バットボーイズ』の極楽鳥、ビイスト、ナイツ、広島連合に蛇道神を連想しますが、当時の暴走族にそんな漫画に出てくるような骨太の連中はいたのでしょうか?フィクションですがいたら面白そうだなと思いましたね(^^)ただ、私は真性の臆病者なので遠くで見守るだけにします笑
作者からの返信
すっ、すみません、よく分かんないです。この当時、僕はカケルと同じようにスタンドでバイトしていて、深夜のバイト明け仲間と峠を攻めに行ったりして、まあ安全第一のお遊び程度のものなのですが、やっぱり雑談でゾッキ―(暴走族)の話とかがよく出て、まあ「ビーバップハイスクール」とか「湘南爆走族」とかが流行ってたんで、この作品はその時の、諸々の、何となくのイメージで書いてます。まあ学校も偏差値低くて不良がいっぱいいたんで、よく絡まれたりしてたんで、、、怖かった。「軽井沢シンドローム」の影響もありますね。日本暴走連合「DEEP」スタイリッシュでカッコいいです。湘南にはピエロという大規模な暴走族が実際にいて 、でも90年代初頭には、その猛威は大分収まっていたように思います。という訳で、この作品に出てくる暴走損は単なるイメージです。
第4話:記事「『人間魚雷』は実在したか?」前編への応援コメント
わあ、すごい!!
悪魔じみた、人外を彷彿とさせる人間魚雷の描写がぞくぞくします。
(少しジャンルが違うかもしれませんが、湾岸ミッドナイトが大好きなので、痺れます)
作者からの返信
応援メッセージありがとうございます。真に受けていいんだろうか?と考えてしまうくらい嬉しいです。RZ、レプリカブーム、今となっては昔の話ですが、良かったらお付き合い下さい。
第6話:深沢カケルの日記[十六歳]への応援コメント
初めまして、鴉と申し上げます。
人間魚雷というタイトルに惹かれてここまで一気に読みましたが、ハマりました(^^)
カケルくんと、人間魚雷との関係が絡んでくるような気がしますが、続きを楽しみに読ませていただきます(^^)
カッコイイです!15年ぐらい前に週刊アッパーズで連載していた、『サムライダー』を連想しました(^^)
作者からの返信
ありがとうございます。
読んでもらえて、言葉までかけて頂き、うれしい気持ちです。ほとんど自分一人の個人的な思い入れだけで書いているので、カッコいいと言って頂けたのは、ほんとうれしいです。この話はかなり長期間、温めたまま書けずにいたアイデアで、それがどうしても書けなくて、とりあえず短編にして一度アウトプットして落ち着こう、と見切り発車で書き始めました。
よかったら最後までお付き合い下さい。
第43話:伝説はまだ、終わってなんかいないへの応援コメント
おもしろい物語でした。単車で滑走するシーンの描写に迫力があって、とても勉強になりました。文節の区切り方とか、改行のタイミングとか、スピード感を出すために特化していて、本当にすごかったです。
作者からの返信
最初から一話も飛ばさず通読頂き、ありがとうございます。いやーバイクの走りを文章で表現するのはやっぱり僕には相当難しく、無謀だったかも?と思ったりしたものでした。コーナー二つ曲がるのに大体1000字使う感じです。余白の白さを使ってスピード感とか、切れ切れになる思考とかを表現したのはホントにそうでした。あと走りは内容がどうしても混み入ってしまうため、箇条書きにして、一文ずつ提示して、ゆっくり読んでもらう必要があったというのもあります。でも何だか改行だらけになってしまって、もっと工夫が必要だなと感じています。
ありがとうございました。秋山さんに読んで頂けて、本当に励みになりました。