情景151【雨風と軋む窓】

情景152【陽が昇る前の雪山】

情景153【暁に赤狼を見た】

情景154【肌をさすって、袖を通して】

情景155【月明りのさやけさ】

情景156【死者はそこにいる】

情景157【飛行船と見張り台】

情景158【夜景、見晴らし】

情景159【季節は移りゆく】

情景160【部屋の片隅で、静かに明滅する】

情景161【一本の煙草、湿った吸い口】

情景162【坪庭に降る寂光】

情景163【行き交う歩廊でゆったりと待つ】

情景164【風に混じる郷愁】

情景165【冬の夜空は透いて高い】

情景166【金網の向こうのピッチ】

情景167【口元に添えたとき】

情景168【寒いけど漕ぐ。連なって漕ぐ。】

情景169【その返事、わりと好き】

情景170【今日もまた、こうして過ごしてる】

情景171【あいつの匂い】

情景172【看病する兄】

情景173【木枯らしが掃く】

情景174【晩秋、瞬く間に夜】

情景175【キミのそっと吐く息は】

情景176【紅茶と静かな時間】

情景177【雲が速い】

情景178【彼は私よりも——・前編】

情景179【彼は私よりも——・中編】

情景180【彼は私よりも——・後編】

情景181【田舎の夜の帳】

情景182【師走のささやかなこと】

情景183【師走のささやかなこと・午前】

情景184【此の稿を】

情景185【ちょっと肘を曲げて】

情景186【すでにもう帰りたい】

情景187【冬、玄関を開けたら】

情景188【居間の石油ストーブ】

情景189【大濠公園】

情景190【氷の張る上に】

情景191【ジングル・レール】

情景192【十二月二五日の長男】

情景193【格子窓を開ける】

情景194【朝、土鍋で炊飯】

情景195【ささめく雨】

情景196【疲れに引きずられ】

情景197【篠突く雨の夜】

情景198【篝火と除夜の鐘】

情景199【元日の風気】

情景200【時津風、晴れた先】