概要
もしも漱石先生が、今はやりの「異世界モノ」を書いたら。
【完結・2000PV!ありがとうございます!】
――吾輩は異世界転生した猫である。名前は「マダナイ」。
かの文豪・夏目漱石が今はやりの「異世界モノ」を書いたらどうなるか? そんな空想・妄想から生まれたオマージュです。
一匹の名も無き猫としてこの世に生まれ落ちた「吾輩」の目から見た人間たちの悲喜こもごもの日々の暮らしと、やがて「勇者猫」と呼ばれることになる「吾輩」の奇想天外な冒険譚を描きます。
――吾輩は異世界転生した猫である。名前は「マダナイ」。
かの文豪・夏目漱石が今はやりの「異世界モノ」を書いたらどうなるか? そんな空想・妄想から生まれたオマージュです。
一匹の名も無き猫としてこの世に生まれ落ちた「吾輩」の目から見た人間たちの悲喜こもごもの日々の暮らしと、やがて「勇者猫」と呼ばれることになる「吾輩」の奇想天外な冒険譚を描きます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「吾輩は猫である」と並べて置きたい異世界ファンタジー小説No.1
「吾輩は猫である」のオマージュ小説。なんですけど、それで終わってないんですよ。
いや、オマージュ小説としても凄いんですけどね。使っている漢字、表現方法、文体からして書くのがどんなに大変だったか想像もできません。
それだけでも十分に賞賛ものですが、死んでしまった猫が異世界に転生し、勇者猫として魔王退治に乗り出すんですよ。こんな展開を誰も考えないです。転生、異世界での生活、モンスターとの戦い、そして魔王との対峙。これを猫がこなしていく様は必見です。もちろん、原作を知っていればニヤリとする場面も多いですよ。
面白いのはそれだけにとどまらず、主人公を取り巻く人間がイキイキしているのも良いです。色々書…続きを読む - ★★★ Excellent!!!原典と合わせて読みたい異世界冒険譚
夏目漱石の名作「吾輩は猫である」を題材にした異世界ファンタジー。
溺死してしまったかに見えた猫「吾輩」は、メッツナーの神官クシュンにより異世界サンドレアに召喚されてしまう。
魔王と戦い世界を救うための勇者として――
文豪の文体を再現し、時にはそのまま引用し、時にはユニークなアレンジが加えられておりと圧倒的な作品です。
登場人物の名前も、クシュンやラビリスなどニヤリとするものが多く、原典への愛が感じられました。
そのうえ、吾輩は不思議な術を使えたり、原典さながらの生態観察を披露したりと異世界ものの要素も完備。
名作と現代の流行がマッチし、パロディに終わらず一つの新しい作品として成立しています…続きを読む