Edy

ハッカーやクラッカーはデジタルの世界で生き、その一人である主人公の真直がカルト教団の女神と対決します。 宗教というのはアナログの代表と言ってもいいので両者の対比は見どころのひとつ。…続きを読む

これは百合に夢みる女子高生が事件に巻き込まれる話です。 思春期特有の微妙な感性をここまでリアルに描いてるのは見事としか言えない。 あまりの赤裸々さにゾクリとすること間違いなし。 こ…続きを読む

魔王様を待ち構えるのは勇者との戦い。 それを演出するために四苦八苦します。 部下の士気を鼓舞し、勇者一行の旅を誘導し、市井の印象コントロールまでしちゃいます。 それはコメディの枠を…続きを読む

70歳のいかした爺さん、銀次郎が異世界で喫茶店します。 そうです。この物語はテンプレ中のテンプレ、異世界転移です。 でも冒険者は出てくるけどモンスターや魔法は存在しているだけで登…続きを読む

　三部作のラストです。成長し、絆を深めてきたカートたちに強大な敵が立ち塞がります。今までだってなんとかしてきたんだし大丈夫、と思いたいですが今回の敵は組織的で油断なりません。息をの…続きを読む

　前作とは異なる人を操る『糸』のお話です。端的に書いてしまうと『糸』に対するマイナスイメージが膨らみそうですが、悪い意味ばかりではないんですよね。昔からよく言われる「運命の赤い糸」…続きを読む

　改めて書くほどではないですが、タイトルは『マリオネットインテグレーター』です。人形を取りまとめる者は誰かってのがこの物語の鍵になります。 　そうなると人形を操る魔導士ピアに注目し…続きを読む

「吾輩は猫である」のオマージュ小説。なんですけど、それで終わってないんですよ。 いや、オマージュ小説としても凄いんですけどね。使っている漢字、表現方法、文体からして書くのがどんなに…続きを読む

この物語はサスペンス色が強いです。張りめぐらされた伏線や数々の謎が待ち受けています。回収もあざやか！その謎を補完するようにリンクから別ベクトルで物語を見られるのがいい。とてもいい。…続きを読む

旅先で買った絵葉書に書いた他愛もないメッセージ。 その絵葉書は消え、あるタイミングで自分の元に戻ってくる。そんな不思議なお話。 主人公の女性は言葉に対して強いこだわりを持っています…続きを読む

幸せを与える。そこから思い浮かんだのは童話の『幸福な王子』と映画の『ペイフォワード』でした。どちらとも違いますが、これらが好きなら間違いなく刺さります。保証します。 さて、このお…続きを読む

盆に父の実家へ帰省する少年。 彼が見たのは普段と違う習慣、いつもと違う言葉を話す父、気疲れする母、少年が感じたものを自然体で受け止める透子おばさん。 読み進めるにしたがって、緩やか…続きを読む

主人公の二人の名前がサイレントナイトとホーリーナイト。もうこの時点で格好いい。 サイコパスな雰囲気を持つ世界観、ストーリーが面白いのは当然として、何より凄いのは言葉のチョイス。 ど…続きを読む

少年探偵が謎を解き明かして事件を解決した。 そのせいで少年の親しい人が自ら命を絶ち、少年は心に傷を抱える。 その事件を担当した弁護士も同じだった。 ふたりとも何が正しかったのかを悩…続きを読む

導入は異世界転移。 主人公のユーヤはドラゴン、シルを助け、少女の姿になったシルと目的のない旅をする。 立ち寄る所は言葉が通じませんが、土地土地のガイドがいて、言葉を学び、文化を知…続きを読む

獣人ばかりの中にたった一人の人間アトボロス。 彼の下に集う人は誰も彼も癖があって魅力的なんですよ。誰が王でもおかしくない。 そんな彼らが作る物語に、熱い展開に、胸踊らされます。 …続きを読む

火星政府が地球からの独立を宣言する。 スペースオペラですよ。ロマンですよ。血がたぎりますよ。 でもね、この話は組織間の争いを描いたものじゃないんです。かつて坂本龍馬、近藤勇、西郷隆…続きを読む

　アルスター神話って何さ？　って思う人もいると思います。私もそうでした。でも問題ないです。登場する人達みんな活き活きと描かれてますから。彼らを追いかけるだけでもワクワクします。もっ…続きを読む

『夢の中で、私は微睡み続けている。』で始まるこの作品。 微睡んで夢を見る、じゃないです。夢の中で微睡むんです。 これは夢の中に世界を作った神の話。 これこそファンタジーやで！ もう…続きを読む

次から次へと畳みかられる展開が癖になります。 拙い表現ですみませんが、超好きです。 これから読むぞって方でガンダム好きな人に一言だけ言わせてください。 ミノフスキー博士のフルネーム…続きを読む

この物語の主人公は、シングルマザーのジャニス。 アメリカ映画でよく出てくる郊外のレストランで働いている芯の強い女性です。 よく笑って、よく怒る。毎日を前向きに生きている女性です。 …続きを読む

最後まで、読みました。スクロールさせてもう一度読みました。 これは実話だよ、と言われたら、ああ、やっぱりね。と私は言います。 フィクションだよ、と言われたら、本当に？と聞き返します…続きを読む

冒頭の闇は軽く、少しづつ重みを増していくかと思いきや、ユーモアで緩和される。ほっと一息つけたと思う矢先に重い闇が立ち塞がる。 緩急ある物語に振り回されるのを楽しめるのならサイコロジ…続きを読む

ドヴォルザークが100年経っても聞かれ続けるように、漱石が100年経っても読まれ続けるように、この作品も100年後に読まれていても不思議じゃないです。

リアルです。よくある事ではないですが、リアルにある話です。 これを読んで、ちょっとでも心に響いたら「心身症」でググってください。 さらっとでも調べてから、もう一度読むと見えなかった…続きを読む

淡々と日々を過ごす大学生と猫。 失踪した彼女の穴を猫で埋めようとする男と、どこ吹く風な猫。 この一方通行な関係が、不思議なストーリーにリアリティを持たせてくれている気がします。 文…続きを読む

　スモッグが立ち込め、ガス灯に薄っすらと照らされるロンドンの夜を疾走する少年達。バッキンガム宮殿を背景にして、走る（滑る？ローラースケートはどっちなんでしょうか？）彼らを想像しただ…続きを読む