★★★ Excellent!!! 「吾輩は猫である」と並べて置きたい異世界ファンタジー小説No.1 Edy 「吾輩は猫である」のオマージュ小説。なんですけど、それで終わってないんですよ。 いや、オマージュ小説としても凄いんですけどね。使っている漢字、表現方法、文体からして書くのがどんなに大変だったか想像もできません。 それだけでも十分に賞賛ものですが、死んでしまった猫が異世界に転生し、勇者猫として魔王退治に乗り出すんですよ。こんな展開を誰も考えないです。転生、異世界での生活、モンスターとの戦い、そして魔王との対峙。これを猫がこなしていく様は必見です。もちろん、原作を知っていればニヤリとする場面も多いですよ。 面白いのはそれだけにとどまらず、主人公を取り巻く人間がイキイキしているのも良いです。色々書きたいんですが、自分で読んで感じてください。 先駆者より最後にひとつだけ。結末はニヤニヤせずにいられませんのでお楽しみに! レビューいいね! 1 2022年5月14日 01:38
★★★ Excellent!!! 純文学的な異世界転生 山下愁 正直言いましょう、RT企画でやってきたんですが、この物語を推薦してくださったのは夏目漱石だった……? そんな気がするほど、文章が凄いです。 夏目漱石が異世界転生ものを書くなら、おそらくこうなるでしょう。 これは異世界転生です。 本当です、異世界転生なんです。 猫が異世界転生するんですよ。猫好きなアナタなら好きそうな作品ですが、ラノベ風とか今流行りのなろう小説とも真逆です。 本気で文豪が書いているような気配さえ感じる、しっかりとした文章から織りなす純文学的な異世界転生です。 それぐらいに驚くし、何度も読み返してからまた驚く作品です。 レビューいいね! 1 2020年9月3日 15:54
★★★ Excellent!!! 原典と合わせて読みたい異世界冒険譚 アルキメイトツカサ 夏目漱石の名作「吾輩は猫である」を題材にした異世界ファンタジー。 溺死してしまったかに見えた猫「吾輩」は、メッツナーの神官クシュンにより異世界サンドレアに召喚されてしまう。 魔王と戦い世界を救うための勇者として―― 文豪の文体を再現し、時にはそのまま引用し、時にはユニークなアレンジが加えられておりと圧倒的な作品です。 登場人物の名前も、クシュンやラビリスなどニヤリとするものが多く、原典への愛が感じられました。 そのうえ、吾輩は不思議な術を使えたり、原典さながらの生態観察を披露したりと異世界ものの要素も完備。 名作と現代の流行がマッチし、パロディに終わらず一つの新しい作品として成立しています。 「吾輩は猫である」は著作権が切れているため、インターネット上でも読むことができます。 ぜひ読み比べながら、吾輩の活躍を見届けてください。 レビューいいね! 3 2020年2月4日 00:19
★★★ Excellent!!! もはや筆者が現世転生してきた夏目漱石 犬塊サチ 坊っちゃん、カクヨムで何やってんすか。 というレベル。本文を読んだら圧倒されます。パロディというより、漱石の新刊。硬質な筆致は、文明開化の香りがします。 で、その文体で、あろうことか「異世界転生した猫の物語」が描かれるわけです。漱石口調で。笑いが止まりません。 漱石好き、猫好き、異世界転生好き、完成度の高いぶっ飛び小説好きの中で、二つ以上当てはまる人なら楽しめますよ。 レビューいいね! 3 2020年1月17日 22:18
★★★ Excellent!!! 小説に慣れ親しんだ諸兄諸姉へ。お奨めで御座います。 糸本もとい いやはや参りました。 その切り口があったか異世界! と膝を打つこと頻り。 最初はネタに走ったものだとばかり……そんなことは御座いませんでした。 小説に慣れ親しんだ諸兄諸姉には、御一読をお奨めする次第で御座います。 レビューいいね! 3 2020年1月9日 21:17