アーシェと沙耶のプール遊び!⑥(果実がたわむ……美女たち!)これは多分アウトです……←BYこの世界の神
「くすん……」
私はあの後、ブラを付け直して沙耶ちゃん達を探すのを再開した。だけど、周囲の人に醜態をさらす事になるなんて……最悪を通り越して死にたい気分だ。
「まあまあ、水着のブラが外れるのって余程緩く締めない限りほどける事なんてないよ。ほらもう付け直したんだし、気を取り直して沙耶ちゃん達を探そう!」
励ましの言葉をかけるも、落ち込んでいる私には全然聞き取れなかった。
「あぁ……死にて。今すぐ羞恥プレイさせて……」
生命で終わるというより、社会的に死にたい。いっそ、全裸になって恥ずかしい思いをして社会的に恥ずかしい行動を取ってから家に引きこもろうかな? そうすれば、エロゲとかMMORPGとか恋愛ゲームとかずっとやっていられるもん。社会が怖いというこじ付けで家からずっといられるし、何しろずっとエロゲのヒロインがやっている(自主規制)だってやり放題だし……ぐへへへへへっ!
そうと決まれば、早速ブラの紐をほどこう。私は先ほど光季ちゃんが締めてくれた紐に手をかけてほど――――
「ちょっとーアーシェちゃん! 何するつもりなのおおおおっ!!」
私がブラの紐を手にかけたのを目撃した光季ちゃんが、盛大なツッコミを入れながら止めに入った。
「なにって……私はこれから死ぬのよ……」
「ちょっと待てーい! 死ぬってそっちの死ぬ? またブラ外して醜態さらすつもりなの!?」
「そうよ! だから止めないで! 私はここで醜態さらしてニートになるの!」
「ちょ、待って! 流石にこれ以上やったら、男どもがけものフレンズ化しちゃうから!」
ウエルカムトゥー○○……って、歌いながら獣化するのかな?
「止めないでえええええッ! 私は痴女になってニートになるんだああああっ!」
「意味が分からないわ! 大体痴女になってニートになるって何!?」
止めに入る彼女とそれでも紐をほどこうとする私。このもつれ合い……何かハーレム恋愛でヒロインとヒロインが胸をもみ合うような感覚に似ている。ムニムニ……光季ちゃんの胸って私と同じぐらい豊満だ。やべぇ……これはこれでいいかも。
「隙あり!」
ムフフと妄想癖が出て呆然としていた瞬間、彼女に手を掴まれてしまった。
「しまった!」
「ふふっ……これなら醜態を晒す事は出来ないわ!」
「くそ……ここまで――って思ったか間抜けがぁぁぁッ!!」
まるでローションを塗ったかのように、しゅるりと掴まれた手を解放させた。
「うそ……なんでッ!?」
彼女には分かるまい。だって魔法で自分の関節を外して抜けやすくしたんだもん。まあ、これは最初に出会った時、夏奈実くんにしてやられた事を真似したんだけどね。
やり方はいたって簡単だ。力魔法を使って手の関節を外して、掴まれた手を素早く抜いて治癒魔法で関節を戻したわけ。
結局関節を外しただけじゃね?と思ったそこの貴方、私は無限魔法を使える女神様よ。まさか、忘れていないでしょうねぇぇぇ!
と、まあ。みんなには分からない説明は置いといて――話を戻そうか。
「フフフ……そーれ! 光季ちゃんも一緒に道連れじゃぁぁッッ!」
ざばんと潜って光季ちゃんの背後につき、彼女の豊満な胸をもみ始めた。
「ふにゃん!? ちょ、アーシェちゃん!?」
「私に掴まれたら最後……、触手のようにあなたの体を嘗め回すわ」
「な、なにを訳の分からない事をいって―――ふにゃぁぁぁん!」
注射器が苦手な子供が大暴れするかのように抵抗する光季ちゃんを逃がさぬよう、むぎゅん……と腕をクロスにして更に締め付ける。
「お、お、お、ヤバい……ヤバいぞ! これはすごくいい!」
私の掌に伝わる彼女の豊満な果実……これは何だ? 思わず眉間を寄せた。
少し日焼けした肌だけど、まるで餅みたいなきめ細やかな肌触りだ。あと、弾力……うどんで例えるならコシが無い? けど、ネットで聞く自堕落クッションみたいに居心地がいいような感触で気持ちいい。
「ら、らめぇ……アーシェちゃん、らめてぇぇぇッ!」
「ぐへへへへッ! よいではないか、よいではないか!」
「アーシェちゃん、おっさんみたいだよおおっ! ら、らめてぇ……ううぅん……触手が疼いているみたいで気持ち悪いぃぃ……」
あれ? こんなエロいキャラだったっけ、光季ちゃんって。
「――ムフフ……どうだい? 触手みたいに襲われる感覚は?」
「い、いやあああああっ! た、たちゅ……け……」
はぁ……ん……と嬌声を上げ、必死に私の手を取ら払おうと再び抵抗し始めた。ちくしょう……抵抗させるかッ!
「このこのこのこのッ!」
ムニュムニュ……と触手みたいにうねりを利かせながら、彼女の胸をもみ続ける!
「ら、らめぇ……もう、限界……ぃぃ」
はぁ……はぁ……と甘い吐息を吐いて、ついに彼女は限界に達してばしゃんと水面の上に倒れ込んだ。
「フハハハハハ! どうだ! 私のテクニックはッ!」
私は魔王みたいに彼女を見下して大笑いする。あぁ……、楽しかった。久々に豊満な双丘を揉めた事に私自身に感謝しなければな!
「あ、アーシェちゃん、の……え、っち……」
光季ちゃんは淫らな表情をしながら、悪役が最後に残すセリフっぽい事を言う。ムムッ……こいつ、まだ抵抗する気か?
「はぁ……はぁ……こうなったら、お返しじゃぁぁぁッ!!」
淫らな吐息を吐きながら、ちゃぽんと水に潜って私の背後を付く。そして、私のたわむ双丘の果実をむにむにとマッサージするみたいにもみ始めた。
「ふにゃぁぁん!? み、光季ちゃぁぁぁん……!?」
「ぐへへへッ! さっきのお返しじゃい!」
「お、おっさみたいなことを――ふにゃぁぁん! ら、らめぇぇ……!!」
み、光季ちゃんの揉むテクニック……ヤバすぎる! モフモフと犬を愛でるようにやさしく揉んでいるだと!?
「ほれほれ、妹たちに揶揄うときに使う奥義テクはどうじゃい!」
妹たちに揶揄うときに使うって……一体どういう場面で使うのか、私は知りたい。
「ふにゃぁぁんぁ……光季ちゃん、ごめんなさい! 私が悪かったですぅぅ……!!」
これはダメだ。すぐに屈服できるほどの胸を揉むテクニックを持っていやがる! もう私はこれに耐えきるなんて無理だ! だから降参の声を上げる。
「まだまだ! こんなもんで私が許すと思っていたのかぁぁッ!」
「ふわわんッ! こ、これはぁぁん!? ら、らめになるううぅ……」
「ハッハッ! らめになってしまえっ!」
だめだ……彼女の言葉が聞き取れなくなるぐらい力が抜けてしまった。先端にある桜色のツボを人差し指で回しながら弄りながら揉むとか、癖になったらどうしよう……?
「ふにゃぁぁん……、も、もうらめぇ……」
がくりと倒れてプールに沈む。その時、私の右手の中指に何か紐みたいなものが引っかかる。脱力しているので、紐の存在に気付かなかった私はそのまま中指に引っ掛けてプールに沈んだ。
……………ブクブクッ! ブクブクッ!
脱力したとはいえ、水の中で乱れた息を収める事なんて普通出来ません。私は力を入れて水面の上に顔を出しました。
「はぁ……はぁ……脱力して沈んでいる場合じゃなかった。危うくあの世に召されそうになったわ……」
はぁ……はぁ……と息を荒げる。とりあえず脱力して息が出来なかった分、たくさん酸素を取り込もう。
「はぁ……はぁ……ふう、少しは楽になった――ん?」
あれ……なんか右手に柔らかいモノが引っ掛かっている――なんだろう?
私はそれを手に取り、どんなモノなのか確認する。
(ビキニのブラ……? なんで私の右手に?)
それは少し派手なフリルを盛りつけたビキニのブラだった。
結構派手な水着だなぁー、一体誰の物だろう……?
「――ちょ、あ、アーシェちゃん……」
光季ちゃんが私を呼びかける。「なに?」と答えて視線を彼女の方に向けると、上半身全裸になった彼女は毛が立った猫みたいな呻き声を上げていた。
「な、なんでそんな……獲物を狩るかのような視線で見ているの?」
動揺しながら質問すると、彼女はぶるぶると震える手で私の右手の方に指をさした。
「……うううううううう、あの、そ、それを返して」
…………はい? と解釈するまで、少し時間がかかった。
え、つまり……このビキニブラって、光季ちゃんの物!?
それはよかった。他人の物だったら、どうしようか戸惑うもん。とりあえず、持ち主――光季ちゃんに返さないとね。
「あ、うん。返すね」と言って、私はビキニブラを光季ちゃんに返した。
そしてがっしりと腕を掴まれてしまった。え、動けないんですけど……。
「アーシェちゃん……まだ謝罪の言葉をもらっていないけど?」
「……はい? 謝罪?」
一体何をしたのだろう……さっぱり分からないが? と内心そう呟いた。
「そう、私のブラを取った事についてゆっくり理由を聞かせてくれる?」
……え? 私が彼女のブラを取った? おいおい何を言っているんだ。確かに彼女のブラを取ろうとしたけど、妨害されて未遂で終わったんだよ?
じゃあ、なんで私が彼女のブラを取ってしまったんだろう? 全然記憶にないんだけど……?
「え、ど、どういうこと?」
「とぼけないでね。沈む際に右手に私の水着に引っ掛けたんじゃない」
「沈む時――引っかかった……? あ、まさかッ!」
存在に気が付かなかったけど、確かに何か紐っぽいものが私の手に引っかかっていた。それがまさか、光季ちゃんの水着だったなんて……。
「ご、ご、ごめんなさい! 私、悪気があって水着の紐を解いた訳じゃないの!」
わざとじゃないんだけど、と、とりあえず謝ろう! 悪い事しちゃったんだし、変な誤解されては困る。
「……まあ、いいわ。不可抗力だったんだし……許すわ」
「え、いいの?」
「うん」
「あ、ありがとー!」
感謝の気持ちを込めて、私は光季ちゃんにハグを交わした。そして「うんうん」と頷いて、優しく私を抱きしめた。な、何とか、機嫌を取り戻したんだし、一件落着だね。
「まあ、そんな訳だから――アーシェちゃん」
「なに?」
「お仕置き、しちゃうね!」
天真爛漫な表情で、さらりとドス黒い事を言った。
――はい? お仕置きって聞こえたんですけど、許したんじゃないの?
この和む空気の中、お仕置きするっておかしくないですか?
「ちょ……何を言って? 私、謝ったよね?」
「うん。謝ったし、私はそれ以上追求しない。けどね、なんだか心が満たされないのよ。だから満たすためにお仕置きしないとね?」
「いやいやいやいや! 謝ったのに心満たされないからってサイコパスかッ!」
どう考えても理不尽な事やん。満たされないって一体なんで!?
「まあ、深く考えない方がいいよ。私にだってわからないんだもの」
「だ、だったらやめろよおおっ!」
「無理……はぁ……はぁ……、早く満たして楽になりたいわ……」
涎を垂らしながら気色悪い笑みを浮かべ、光季ちゃんは私の前で覆いかぶさった。
「ちょ……待って待って! 私をお仕置きするの止めて! お願い! お願いします!」
「だーめ! 私を満たさせるまで逃がさないわぁぁッ!」
覆いかぶさった彼女は前に倒れ込んで、私の両腕をがっちりと掴んだ。
「ちょ、ま、待って待って。ほ、本当にやめて! 早まらないでっ! 私を壊さないでよッ!」
「さぁ? 壊すかもしれない。――それじゃ、いただきます」
甘い魅惑のある声を耳で囁かせて、私の華奢な躰を弄び始めた。
「い、い、い、いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ! ら、らめてええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええッ!」
こうして、意味不明のままお仕置きし始める光季ちゃんであった。
「さあ……体を壊してあ・げ・る」
「やめてぇぇぇッッ! んぁぁ! そ、そこはび、敏感なのぉぉッッ……!」
こんな変態的なやり取りが、沙耶ちゃん達に発見されるまで数十分やらされました――
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