「お六の方は史実の人物ね。駿河今川氏の家臣・黒田直陣の娘として産まれたわ」

「この人も史実の人物なんだ」

「家康はこの時代の人なので、側室。つまり愛人が沢山いたんだけど、大の健康マニアの家康が愛人に求めた最重要項目はもちろん健康だったの。鎧を着て、剣を振り回し、馬で戦場を駆ける。これが愛人に要求された最低ラインだったのよ」

「それ、もう愛人じゃなくね？」

「お六の方はその中でも特に美人で、髪の長い女性だったそうね。家康亡き後は遺言に従い喜連川義親と結婚しているわ」

「え？じゃあこの人の義理の父親って」

「そ、あの喜連川さん。これで喜連川家と徳川は縁戚関係となり、五千石の旗本クラスの石高ながら実質的には徳川御三家。つまり徳川家と同じ扱いの大大名という扱いを受けるようになったのよ」

「はぇーーー」

外見情報：

大阪の陣に参加していた時の１４歳の姿で召喚される。

髪の長い女武士。美人である。刀、弓、馬術。一通りの事をこなす。死亡時に『家康の供養の為お経を読んでいた』と公式記録にもあるため、その気になればキャスターにもなれる。

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