尾岡れき@猫部

離婚という、衝撃的な事実から始まる本作。どうなるのと思ったのですが、ヒロイン奏ちゃんの、一途な想いが終始ブレない。 実際に結婚している身としても非常に共感がもてて。 結婚はゴール…続きを読む

外見で恋をする。つまり一目惚れ。それはよくあるけれど。この作品は、内面。その人のあり方。心の美しさが、丁寧に描かれていて。外見じゃない繋がりが、強固に結びついて。運命という言葉が大…続きを読む

一気読みしてしまったので。 非常に二人とも可愛いし、距離が少しずつ近づいているのが良い。 主人公が良くも悪くも、まっすぐなところも。 一気読みさせるエネルギーがあったのは確か。 …続きを読む

自分の子が可愛いのは、親なら当然なんですけど。これが妹や弟ならなお可愛い。でも、社会人ではなくて、これがアオハルな高校生だったら？ 設定がうまい。ムリがない。すんなりと読める。 …続きを読む

青春ってキラキラしているような感覚を どうしても持ってしまうけれど、 この窮屈感というか、 勉強という表現方法を突き抜けて 社会では、個人・個性・表現力・能力を 求めらる中での焦燥…続きを読む

素敵なファンタジーでした。 異世界転生は数あれど。 女の子の心も、 キッズの心も そして、おじさんやお父さんの心まで かっさらってくれる本作ですよ。 これは娘とお父さんのお話であ…続きを読む

時々、我を忘れて読んでしまう作品っていうものがあって、 今作はまさにそれ。 引きこもりの錬金術師が、実家を追い出されて――から物語が始まるわけですが、非常にどこをとっても無駄のない…続きを読む

まだFile.1の段階でございます。 「魔王軍特別破壊活動防止班」なんてステキな響きじゃないでしょうか。 通称破防班の個性的な満面もさることながら、 ヒロインたる優香嬢もまた破防班…続きを読む

いわゆる転生モノではありますが、最初のトラックに轢かれるというテンプレ以降は、怒濤の期待を裏切ってくる展開必至です。 貴族への転生、転生した宿主のロクデナシぶり、婚約破棄、世界最高…続きを読む

ワンちゃん視点の、勇者様による魔王討伐の顛末とその後と、一言で言えばそうなってしまうんだけど、そんな単純な物語じゃなくて。 勇者、魔王となれば、ライトノベルのテンプレートであり鉄板…続きを読む

非常にピュアで、がんばれーと応援したくなる展開。 そのまま、自然に、流れるままに……と思ったら。 いゃあ、ヤラレました。結末は是非最後まで読んで頂きたい。不条理を書き通すパワーに…続きを読む

その美しさに目をみはる。 それが読後の感想でした。 歴史は好きですが、そこまでのめり込むことなくで過ごしてきた読者です、僕は。 しかし、その時代背景、関係性をこの短編で書き切ら…続きを読む

シナリオ風と書かれていますが、あまりそっちに注目するなかれ。あくまで表現方法で、多くの登場人物が出る今作で、本当の意味での客観的な、偏らない表現方法と、他サイトやホームページで拝読…続きを読む

ファンタジーの醍醐味にはバックグラウンドの仄暗さがあると個人的には思っていて、読んですぐのどハマりに、出会いに感謝。 過去の苦しさ、拭えない後悔と相乗して、今を生きる若い子達の悩…続きを読む

好感度が見られる設定が吹き飛ぶほどに、人の想いと想いの摩擦に唾を飲み込まれてしまう。 青春と書いてしまうと、甘酸っぱさと簡単に片付けられそうですが、でも本当はこういうことですよね…続きを読む

女の子による女の子の為の、スポーツ友情物語と言えば軽薄かもしれませんが、言うなれば、剣道を通してそれぞれの繋がりや葛藤が丁寧に描かれてます。 スポーツ物って、難しさがあります。そ…続きを読む

本当の意味で王道の要素テンコ盛りです。その王道を斜め後ろ感に書く作品は数あれど、本作はその中でも群を抜くかなと思います。 この手のライトノベル系タイトルは、敬遠しがちなのが僕の読…続きを読む

淡々と語られる物語の結末は、どれも背筋が凍るけど、哀しみが散りばめられていて。 ニンゲンという生き物の仄暗さを純粋にかき集めたら、こういう結末が生まれるのか、とそう思う暇もなく読み…続きを読む

弾けそうなそんなステキな短編。 恋の駆け引きと言うか、相思相愛で二人ともイイねと思いながら、読み手の方が淡く甘い感情に翻弄されて、ジレジレさがたまりません。 ややオーバーな表現もあ…続きを読む

4話まで読了。荒れ果てた世界で、流通が分断して、科学と魔法が折り合う世界観が、やけに鮮烈で印象的な冒頭から、物語が少しずつ動き出していきます。 これから、どうなっていくのか。 ま…続きを読む

音に溢れてるファンタジー物語の開幕です。 別サイトで応援をしていた作品で、読み手として思い入れがあるのですが、改めてカクヨムで読んで、本当に音で溢れていると思いました。 作者様は…続きを読む

お題小説ってなかなか難しいという意識があるのですが、自由なジョムセッションのようにマンネリズムなく展開されるのが、読んでいて気持ちよくて一気読みしてしまいました。 文学的であり、…続きを読む

現在は公開されていない歴史小説の方から、作者様の作品は入ったので、ライトでポップな冒頭から不思議な感じがしたのですが、抱えるテーマが重厚で。 ゴリ押しの正義では、何もなし得ない。…続きを読む

数多の精霊が闊歩し、主人公はどことなく影があって 希望だけじゃなく、どこか不条理なリアルさせ描く。 これからの展開に期待をせずにはいられません。 表情豊かな精霊たちとともに、今後…続きを読む

これはたった一度の、沈んだ心を掬い上げてくれる刹那の場所なのでしょうか。 癒し系お店物語は数あれど、上質なコーヒーを抽出したような文章から、主人公と一緒に心が晴れる感じは、読んで癒…続きを読む

もともと作者様は文才が緻密な方なのですが、これはもう言うことなし。方言の文体がこの地方近辺(と言うには少し離れていたけれど)居住していた僕としては、どことなく懐かしさを感じるところ…続きを読む

可愛くて、とろけてしまいそうで、ハッピーエンド大好物な方にはオススメ。

ヨミくん視点もこれから読みたいと思います。

非常に切なくて、悲しくて。でも生きることを凝縮した本作は、美しいと思います。残酷で美しすぎる、それに尽きる。

RPGの無機質な設定を活かすファンタジーは数ありますが、その中でも良作だと思います。勢いで読ますし、それでいて爽快なオチも用意してくれてますし。落とし所もしっかりです。 何を書い…続きを読む

シンプル。かつ無駄がない。 ひんやりとする空気で、最後まで読ませる。 でもそれ以上にすごいのは、読まれる事だけが全てじゃないと言い切る事かも。 ダメ。これ以上はネタバレなので、是非…続きを読む

伝奇ファンタジーと書くには非常にポップに見せながら――実はかなり、人と人の関係性ってモノを深く、ファンタジーを題材に描いている感のある本作です。 読後感も爽やかでキュートながら、…続きを読む

僕は大好物なので、ぐっと胸に迫るものがありました。
迷い、悩みながらも、小さな勇気を灯す様は読んでいてきもちよかったです。
最後の表現がたまらなく好きでした。読みやすいので、是非。

これはある意味では、読者を選びます。90年代の懐かしいゲーム機。対戦には通信ケーブルが必要だったあの時代。そんな懐かしい空気の中で展開される、淡く優しく、ドキドキするオトコノコとオ…続きを読む

ジュブナイルという言葉に生きた（生きてる）現在進行形の作者様より生まれた物語であることは間違いない。徹底的に練りこまれた世界観に傾倒することなく、登場人物の生き様、呼吸がこちらにも…続きを読む

多くの方が書かれている通り、肉厚ながらポップなファンタジー物語だと思います。緻密な設定もさることながら、伏線のギミックもさすがと唸るしかなく。その設定を第一部だけでは全て体感できな…続きを読む

作者は海外児童文学を愛読しているという。 まずはそんな個人的なことを晒しつつ、そういう読書体験をしていることが作品をより光らせている。 怒涛にして容赦ない展開は、まさにそれで。激動…続きを読む

狐の嫁入りをテーマに、本当に美しい文章が彩ります。淡々とした表現は、侘び寂びを感じさせながら、もう会えない青春の一ページを思わず振り返りたくなるのが、また不思議で。 切ないけれど…続きを読む

あ、ビールも飲まれてましたね(笑) 旅立ちを前に幼い頃のイダズラの後を残しながら。どんなにテクノロジーが進んでも、これから距離が開く二人たとしても、変わらないものがこのお店の中では…続きを読む

完結させている作品であり、全力投球して書かれたのを感じます。 アクションの緻密さもさることながら、格闘を楽しむ彼女と、彼のお仕事の多重視点がたまりません。裏の社会を描きながらも、…続きを読む

再読です。以前は作者様のサイトで読んだのです。 カクヨムではなかなか読めない時代モノ。 アクションは無い、戦記物でもない、色恋沙汰でもない、ただそこにヒトの無常があって、人とヒトの…続きを読む

作者とは懇意にさせて頂いているのですが、あれ？ この作品は未読だった気がする、と一気読みしてしまいました。 多分、カテゴライズしたら純文学になるのではないでしょうか。 緩やかな間、…続きを読む

呂彪さんが個人的に大好きなので、こちらでまた詩が読めることが嬉しいのですが。 設定をもとにして、なんて美しくも切ない世界を描かれるのかな、と思います。 それでいて、読みやすく入りや…続きを読む

読みやすい。そして何より、一緒に今の空気、感情を共有しているような気がします。ドコから読んでも大丈夫と言いながら、繋がってリンクするそれぞれのエピソード。一気読みすると、なおその彼…続きを読む

描写のタッチは暖色。あらすじからも察する展開ながら、構成や世界の作り方、何よりリンデン氏のキャラの立ち方が素晴らしいと思いました。

二つの場面、二つのシチュエーション、二人の心理描写、なんてシンプルにこれだけなのですが。悶えるほどに可愛くて、甘くて、暖かい。ただ甘いだけじゃなくて、それでも相手を気遣い、それでも…続きを読む

作者はBLを得意とする方なのですが、この作品は、まだ始まったばかりですが、ストレートな人間模様を感じさせます。 ロックミュージックなギターキッズと、クラシックピアノ少女の関係も気に…続きを読む