概要
この世界は、音楽でできている。
〈如何なる時も、音楽が絶えることがあってはならない〉
『国家音楽法』の下、アルモトニカでは今日も音楽が奏でられていた。
作曲を禁じられ、演奏することのみを命じられた『ヴィルトー』と、
生まれたその瞬間から作曲者としての人生を宿命づけられた『リューリス』。
その2つの国家職に支えられ、2000年もの間保たれていたその均衡と平和に、突如幕がおろされた。
国家から否定された者の憎悪が、今ある音楽の破壊へと向かう。
失聴の音楽家が、国家を取り戻すために立ち上がった。
これは、音楽に生かされている者たちが、“真の音楽”を見つけていく物語。
※この作品には様々な作曲家と名曲が登場しますが、性格・性別・見た目・楽曲背景等はオリジナルであり、実際と異なる部分が多々ございます。又、失聴の感
『国家音楽法』の下、アルモトニカでは今日も音楽が奏でられていた。
作曲を禁じられ、演奏することのみを命じられた『ヴィルトー』と、
生まれたその瞬間から作曲者としての人生を宿命づけられた『リューリス』。
その2つの国家職に支えられ、2000年もの間保たれていたその均衡と平和に、突如幕がおろされた。
国家から否定された者の憎悪が、今ある音楽の破壊へと向かう。
失聴の音楽家が、国家を取り戻すために立ち上がった。
これは、音楽に生かされている者たちが、“真の音楽”を見つけていく物語。
※この作品には様々な作曲家と名曲が登場しますが、性格・性別・見た目・楽曲背景等はオリジナルであり、実際と異なる部分が多々ございます。又、失聴の感
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!この物語は音で溢れてる
音に溢れてるファンタジー物語の開幕です。
別サイトで応援をしていた作品で、読み手として思い入れがあるのですが、改めてカクヨムで読んで、本当に音で溢れていると思いました。
作者様は音楽に精通しているというリアルなバッググランドと相まって、音楽史に実際に登場する偉大なる音楽家たちを抽出し、独自のファンタジー世界を作り上げる事に成功しています。
普通、モチーフとするキャラクターに持って行かれたり、イメージを固定化されたりするものですが、そこは作者様の完全無欠な世界で、その世界に引き込まれること、必至な気がします。
音どころか、光まで溢れて。
テンプレートではないファンタジーの面白さに、夢中に…続きを読む