概要
創造神は何故、魔族を創りたもうたのか
魔王軍特別部隊破壊活動防止班……それは、要の三界の一つとして、創造神と呼ばれる大神から、存続不可能となった世界の破壊を司る魔界の尊厳を守る組織。
ときに魔族は身の内に潜む本能に突き動かされ、欲望の赴くまま、まだ魔王の破壊認定が降りてない世界を破壊しようとする。そんな落伍者を捕獲し、他世界を守る兵士達。
彼らは魔王により個々の裁量で断罪者に制裁を加えることも許されている。
『破壊』の種族、魔族のダークヒーロー達が人々の生活の影に隠れた『破滅』の芽を摘む現代ファンタジー。
いよいよ完結。最終章です。
ときに魔族は身の内に潜む本能に突き動かされ、欲望の赴くまま、まだ魔王の破壊認定が降りてない世界を破壊しようとする。そんな落伍者を捕獲し、他世界を守る兵士達。
彼らは魔王により個々の裁量で断罪者に制裁を加えることも許されている。
『破壊』の種族、魔族のダークヒーロー達が人々の生活の影に隠れた『破滅』の芽を摘む現代ファンタジー。
いよいよ完結。最終章です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!個性豊かな人外が、現代社会の闇で戦う!
いじめ、家族問題、恋心……現代社会で起こる、不可思議で陰鬱な事件。
時にそれは、魔族による「破壊活動」のせいで起こる。理不尽な破壊から、人間界を守ってくれる「魔王軍特別部隊破壊活動防止班」の活躍の物語。
人外らしい能力にあふれたバトルの魅力と、事件の解決のあざやかさが魅力。
魔族の「破壊」は、人間の心の闇に漬け込んだものが多いのですが、その心理描写は容赦なく、生ぬるくありません。ですが、同時に人間の心の強さや思いを肯定し、助けてくれる破防班の人外たちは頼もしく、親近感が湧くのです。
異端の能力(魔女)を持つヒロイン・優香と人外たちとの疑似家族の様子は、力ゆえに実の家族から疎外される優香への優…続きを読む - ★★★ Excellent!!!メリハリのある展開と家族感がツボでした
世界の身勝手な「破壊」を阻止するために活躍する通称「破防班」の家族のお話。
ほのぼのとした義理の家族達の日常もゆったりしていて良いですが、そこに人の闇や身勝手な魔族による破壊……といった展開もあり。
まだ第一章までですが、とてもお話のメリハリがはっきりとしていて、すんなり読めました。
何より本作の主要人物達が形成する疑似家族の関係性が個人的に好きです。
創作物において「異形」は「友達」という触れ込みであっても人間と必ずしも対等な目線でないこともある一方、この作品は対等目線であることにこだわっているのかな、と感じることがよくあります。
種族、立場、年齢などがバラバラだからこそ成り立っているとい…続きを読む